ポンダンポンダンは、大学入試試験当日に試験から逃げ出してしまった高3の女の子が、朝鮮時代にタイムスリップしてしまう物語です。
そして、そこで王である世宗と出会い時空を超えたラブロマンスを展開します。
また、2015年のAsianTelevisionAwards短編ドラマ部門で最優秀賞作でもあります。
そんな、現代から朝鮮時代にタイムスリップしてしまう女子校生チャン・ダンビをキム・スルギが、突然現れたダンビと恋に落ちる朝鮮時代の王世宗(セジョン)を、HIGHLIGHT(元BEAST)のユン・ドゥジュンが演じます。
そして、王の后である昭憲(しょうけん)王后をチン・ギジュが、遞兒職(チェアジク)として宮殿に入り、ダンビが出現する事で王の元に仕えるようになったヨンをアン・ヒョソプが演じています。
大学入試を控えても苦手な数学を克服することが出来ず、入試のプレッシャーに押しつぶされそうな日々を過ごしていました。
試験当日思わず逃げ出してしまったダンビは、雨の降る中公園の水たまりを見ているうちに、不思議と引き込まれるように水たまりに飛び込んでしまうのでした。
一方世宗が王であった朝鮮時代は、日照りが続き雨乞いの儀式をしていました。
そんな中、儀式で使う水甕の中からダンビが突然現れ騒然します。
しかし、どこからか「天の子」という声が聞こえ、ダンビは天の子として朝鮮時代を生きることになるのでした。
そんな時空を超えたラブストーリーをキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
ポンダンポンダン王様の恋全キャスト画像付きであらすじを総まとめ
出演キャストをご紹介していきます♪
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引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
キム・スルギ/チャン・ダンビ役
高校三年生。
大学入試を目の前にして苦手な数学を克服できないまま、憂鬱な日々を過ごしていました。
入試当日、試験会場に到着するも足が遠ざかり逃げてしまいます。
傘を忘れずぶ濡れになりながらも、公園のベンチで「私を消して、お願い、一度だけ」と心の中で願うのでした。
そして、近くの水溜りに目が行き、引き寄せられると、ダンビは水溜りに飛び込むのでした。
飛び込んだ水溜りから、浮上するとダンビの目に飛び込んだのは、雨乞いの儀式をしている最中の朝鮮時代でした。
突然変な格好で現れた人間なため、何度も刀を向けられますが、とっさに算数が出来ると発言し、出された問題を簡単に解いたことから、王に数学を教えることに。
数学の苦手なダンビでしたが、自分が役に立つと言われ、王に数学を教えることになります。
高三(コサム)と言ったことで宦官(コサム)と勘違いされ、男性だという認識をされてしまいます。
宦官は、基本的に王宮で王妃や世子などの身の回りの世話など、王に近い場所で働く者でほぼ良民がつく職でした。
王様に九九を教えるために、リズムに合わせて覚えますが間違える度におデコをパチと叩くという、無礼を連発します。
ダンビと王様は、実に楽しい時間を過ごすのでした。
王様がダンビと一緒にいる時間が多くなり、王妃に恥をかかせる行為をしてしまったため、罪人として捕らえられてしまうダンビ。
しかし王様の発言によってダンビは刑を免れます。
それでもダンビの命を狙うものがいるため、世宗とヨンの協力によってその場から離れるのでした。
ダンビはずっと男性のふりをしていて、誰も気がついてないと思っていましたが、周りの人はほとんど気がついていました。
中殿が大妃に全て話をし、ダンビを官職ではなく後宮に入るよう事が進んでいました。
そうとも知らず、官職は気持ち良くお風呂に入れていいなんて言いながら満喫するのでした。
入浴後、髪を綺麗に結われ、綺麗なチマチョゴリを着せられるのでした。
そして後宮に入ることを聞いて逃げ惑いますが、簡単に世宗に見つかります。
後宮に入り、ダンビに会いたい人がいると言われた先には、現代の母親と同じ顔をした女性が待っておりダンビは号泣してしまいます。
雨が降ったら帰って良いと最初に言われ、一度は留まることを決意しましたが、ついに次に雨が降ったら帰ろうと決めていました。
そんな中、ダンビは世宗からずっと一緒にいて欲しい、これは王命だと言われるのでした。
世宗からそばにいて欲しいと言われたダンビは、世宗に雨が降ったら帰ることを告げます。
このシーンはなんとも切ないシーンです。
お互いの思いを受け止め前に進もうとしていましたが、最後の最後までダンビは命を狙われます。
朝鮮時代で世宗と一緒にいるうちに、自分が現代に戻ってやらなくてはならないことを自覚したダンビは、無事現代に戻ることができたのでしょうか?
ユン・ドゥジュン(HIGHLIGHT)/世宗(王)役
朝鮮時代の王。
李氏朝鮮第四代目の国王です。
学問に力を入れており、日照りで干ばつに悩むも、迷信ではなく算学(数学)で天気が予測できるのではないかと考えていました。
そこへ得体のしれない、未来から来たと言う人間が現れ警戒しますが、算数が出来ると言う言葉を聞いて、ダンビにある問題を解くよう命令します。
有能な学者でも解くのに時間がかかる問題を、その場ですぐに解いてしまったダンビの実力を認め、算学を自分に教えて欲しいと頼むのでした。
王である自分に対して周りの人がしないこと、言わないことをダンビがするので、戸惑いながらもダンビとの時間を楽しく過ごしていました。
しかし世宗はダンビが女性であるのではないかと言う疑念を持っていました。
ある時、夜にダンビと外で球蹴りをしてその場に寝転んだ時、ダンビに覆い被さります。
正直に言え、俺を騙すなと、ダンビの目を見て言うのでした。
話をはぐらかすダンビに、それ以上追求しませんでした。
早い段階で、ダンビが女性であることに気がついています。
天気のために一生懸命計算をするダンビを優しく見守り、何度も命を狙われるダンビを救います。
最初こそ疑われ、邪魔だと思っていた人たちもダンビに心を許すようになり、ダンビが女性として後宮に入ることになった時、世宗はダンビに気持ちを伝えるのでした。
しかし、雨が降ったら元の世界に戻ると言うダンビの言葉にショックを受けながらも、ダンビが帰るその時まで一緒に過ごすのでした。
世宗は、この時代でダンビと共に一生過ごすことは叶いませんでした。
しかし、いつの日か君に会いに行く、どんなに時間がかかっても、とダンビが去る間際心の中で誓うのでした。
この恋、出会いが運命だとしたら、巡り巡って出会うのだろうと思わされるセリフでした。
さて、世宗は未来のダンビと出会うことができたのでしょうか。
アン・ヒョソプ/ヨン(遞兒職チェアジク)役
引用元:公式サイト
遞兒職(チェアジク)。
幼い頃は、奴婢(ノビ)という身分で昭憲王后の家で働いていました。
頭脳と手先の器用さを見込まれ遞兒職(チェアジク・朝鮮時代の非正規役人)として宮殿に入りました。
身分も高くなく、非正規役人であるため通常なら簡単に世宗の近くに行ける立場ではありませんでしたが、突然ダンビが現れその場から逃げたダンビの携帯を拾ったことで、ダンビを世宗の元に突き出します。
世宗が求めていた算学の知識を持っていたダンビが、自分の地位を高めるために利用できると考えます。
しかし、ダンビと一緒に過ごすことでダンビの人柄と今の朝鮮にダンビが必要な存在であることに気がつきます。
一方で、世宗の側近から昇格と引き換えに、ダンビを始末するように命令されます。
ヨンはダンビを始末できませんでした。
ダンビと共に刺客に襲われますが、ダンビを一人馬に乗せて逃し、一人で刺客と戦います。
逃げる間際、ダンビに渡されたカッターナイフも大活躍してました。
ヨンはダンビが女性であることに気がついていました。
世宗もダンビに思いを寄せていることに気がついていたと思います。
そして何より、幼い時を一緒に過ごした昭憲王后を気にかけていました。
昭憲王后とのシーンでは、不器用ながらも優しさが滲み出ていました。
あまり、昭憲王后への思いは描かれていませんでしたが、出来るだけ近くで見守っていたかったのではないでしょうか。
チン・ギジュ/ 昭憲(しょうけん)王后(中殿)役
引用元:公式サイト
中殿。
父からは世継ぎを急かされ、世宗には冷たくされ、少し気の毒な立ち位置です。
そしてダンビが突然現れ、世宗と仲良く楽しそうにしているところを目撃したことで、さらなる孤独感を感じとても複雑な表情をしていました。
昭憲王后もまた、世宗がダンビに思いを寄せていることに気がつきます。
ダンビを始末するように命令したことを知った世宗がダンビを追いかけますが、昭憲王后は世宗を走って追いかけます。
するとそこに、刺客から逃れたヨンと出くわします。
そしてヨンに優しくされますが王后は自分の立場をよくわかっており、ヨンには甘えませんでした。
その夜、ヨンと空を見上げこんなに星が多いなんて知らなかったと言います。
そして、ヨンの部屋に飾ってあるたくさんの楽器を見ていた王后は、掌学院(チャンアグォン)に移ったらどうかと、ヨンを思いやるのでした。
この二人身分がない時代だったら、結ばれるだろうなと思いました。
王后は、ダンビのことを全て大妃(テビ)様に話し、女性として後宮に迎え入れる決意をします。
通常の韓国時代劇では考えられない展開なのですが、一説として昭憲王后は一族の悲劇こそ起こりますが夫である世宗とは王后自身が亡くなるまで仲良く過ごし、李氏朝鮮時代で最も尊敬を受ける王妃であったと言われているそうです。
そのため、ダンビを受け入れる展開は、王后の心の強さと、穏やかさを表していたのかなと感じました。
ダンビや世宗が中心のドラマですが、王后のオチャメなシーンも見所です。
ポンダンポンダン王様の恋あらすじとまとめ
ポンダンポンダン王様の恋は、短編ドラマなだけあってわかりやすく、見やすいドラマです。
そして何より、主人公のダンビと世宗のやりとりがとても可愛らしく微笑ましいカップルだと思います。
未来から朝鮮時代にタイムスリップという珍しくない題材で、政権争いなど多少は出てきますが、どちらかというと李氏朝鮮第四代の世宗王の史実に基づく功績と絡めて、未来からやってきた女の子とのラブロマンスが物語の中心となっています。
また、ダンビが次に雨が降ったら戻ろうと世宗に告げるシーンでは、世宗がダンビに一緒にいて欲しいとプロポーズ的な展開になります。
その際、世宗が初めて書いた文字でそなたの名前を考えたというセリフがありました。
現代で使われているハングル文字は世宗が最初に考えた文字なので、こういう所に歴史的要素を感じました。
そして、ダンビが現代から持って来たチョコレートやカップラーメンを世宗や王后がダンビと食べ感動しているシーンが面白かったですが、ヨンが鳥を揚げてフライドチキンのような料理を作って王后に食べさせたシーンはツボでした。
そんな、なかなかクスッと笑える珍しい胸キュン時代劇、ポンダンポンダン王様の恋をぜひご覧ください。