輝くか、狂うかは、高麗の皇子と渤海王国最後の王女を巡る、ロマンス史劇です。
多くの韓国時代劇がある中で、高麗時代初期の話で高麗初代皇帝のワン・ゴンの第四子、ワン・ソ(のちの光宋)を描いたドラマです。
ワン・ソを中心に描いたドラマはこの他に、“光宗大王~帝国の朝~”(2002年)、“麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~”(2016年)があります。
不運の星の下に生まれた皇子ワン・ソは、高麗初代皇帝ワン・ゴンの王命により金剛山(クムガンサン)に追いやられ、孤独と共に育ちます。
そんな、呪われた皇子ワン・ソを演じるのは、“チュノ~推奴~”や”根深い木-世宗大王の誓い-”などに出演し、日本でも多くのファンがいる、チャン・ヒョクです。
そして、ワン・ソを光へと導く2人の姫のうちの1人、渤海王国の最後の王女シンユルを、”私はチャン・ボリ!”などで人気女優となったオ・ヨンソが演じます。
もう1人の姫、高麗の王女ファンボ・ヨウォンにはミスコリア出身のイ・ハニが演じます。
またヨウォンの弟で、ワン・ソの異母弟でもあり、ソとは権力でもシンユルを巡っても争うことになるワン・ウクには、イム・ジュファンが演じます。
美しすぎる姉弟でありながら、シンユルに翻弄されながら欲望や狂気に満ちていく様子は、切なさを覚えます。
そんな運命に翻弄されるロマンス史劇、輝くか、狂うかの相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
輝くか、狂うか全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
チャンヒョク/ワン・ソ役
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太祖の四男。
太祖ワン・ゴンの皇后(第三夫人)の第三男であり、のちに第四代皇帝光宗(クァンジョン/こうそう)となる人物です。
しかしまだ皇后のお腹にいる頃、お腹の子が皇子なら、皇宮内で多くの血が流れる事になると予言されてしまいます。
予言通り、権力争いによって多くの死者が相次いだことから、幼い時父親でもある王によって皇宮を追放されます。
孤独を抱えながらも立派に成長したある時、猪を捕らえ威勢よく笑顔で帰宅したワン・ソの顔が陰ります。
王命により皇宮へ戻ることが決定し、皇宮から迎えが来ていたのでした。
皇宮に戻ることを断りに、王の元に行来ますが、その場で王の暗殺を狙った刺客に襲われますが、ワン・ソはその場にいたウンチョンと、応戦するのでした。
そして、ウンチョンと共に刺客を追っていった先で、シンユルと出会います。
この時にシンユルと出会いますが、この後次はケボンとして男装しているシンユルと再会し、シンユルとは気がつかずにケボンを弟のように可愛がります。
ケボンが男だとわかっていても、酔っ払ってキスしてしまいそうになるくらい惹かれているんですね。
直後、ウクが現れて未遂に終わります。
ケボンが女性であることがわかり、さらにシンユルであったことに喜びを隠せないワン・ソですが、すでにヨウォンと婚姻をしていました。
惹かれ合っても、結ばれることが難しい運命のようです。
お互いの運命を受け入れ、離れようとしますがシンユルが何者かに連れさらたことを知ったワン・ソはシンユルを助けに行きます。
ワン・ソの心にはシンユルしかいませんね。
しかし様々な陰謀により、幾度となく二人は引き離されることになります。
さらには、第3代皇帝の定宗がいながらも、実権を握り皇帝の座を狙うワン執政を食い止めるべく、戦うことになります。
人を不幸にする星の下に産まれ、呪われた皇子と言われて来ましたが、皇宮に戻ったことをきっかけに、自分を光へと導いてくれる2人の姫に出会ったワン・ソは、多くの苦難を乗り越えながらも、運命を変えることができたように思います。
ついには高麗代4代皇帝となるのでした。
皇帝の座に付くことになったワン・ソは、シンユルとどのような結末を迎えたのでしょうか?
オ・ヨンソ/シンユル役
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渤海最後の王女。
渤海(ぼっかい)最後の王女として産まれ、青海商団の副首領を率いる人物です。
ある時、トラブルに巻き込まれ婚礼という既成事実を作らなくてはいけなかったシンユルは、たまたまその地を訪れていた、ワン・ソに一目で気に入り婚礼を申込ます。
半ば強引にワン・ソと婚礼という既成事実を作り難を逃れたシンユルは、偽の婚礼であったため今までと変わらない日常が訪れます。
しかし、ワン・ソを忘れられないシンユルは、男装して町を歩いていたある時ワン・ソを見つけ接近します。
男装しているとはいえ、自分に気がついていないワン・ソに肩を落としつつも、ワン・ソが皇子だと知らないケボン(シンユル)は、まともな商売をするようにワン・ソに意見します。
そうして、その場を立ち去ろうとした時、ワン・ソに引き止められ、「お前を俺のモノにする」と言われたケボン(シンユル)は胸が高鳴ります。
しかし、ケボン(シンユル)が本当に男と思い込んでいるワン・ソなので、義兄弟と意味だったことにガッカリします。
運命のように幾度となく再会し、惹かれあっていく2人に嫉妬するヨウォンによって、シンユルは翻弄されることになります。
ワン・ソとは運命の相手でありながら、果たしてシンユルはどのような決断を下すのでしょうか。
イム・ジュファン/ワン・ウク役
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太祖の五男。
ワン・ソとは異母兄弟であり、ヨウォンの弟にあたります。
以前、愛していながら守ることのできなかった女性と瓜二つのシンユルを見かけ目を奪われます。
シンユルが率いる、青海商団に出向きシンユルを近くで支えていく存在となります。
シンユルの想いが、異母兄であり、姉ヨウォンの夫ワン・ソにあることを知りながら、シンユルを守り続けるのでした。
一時は、シンユルとの縁談が決まるも、嬉しい思いと複雑な思いが交錯する姿は、とても切ないのが印象的でした。
イ・ハニ/ファンボ・ヨウォン役
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ウクの姉。
太祖ワン・ゴンの第四夫人の娘であり、豪族ファンボ家の娘であることからワン・ソと政略結婚をします。
自身の弟を皇帝にする、もしくは夫を皇帝にするか、野望に満ち溢れた女性です。
ワン・ソとシンユルが持つ蝶の羽のペンダントを見つけ、2人の仲を直感したヨウォンは幾度となくシンユルを牽制し、ウクとの仲をとり持ち婚姻させようとするのでした。
ワン・ソが皇帝になり、さらにはシンユルを思い続けていることを知りながらも、高麗が輝来続けるのを夢見て、ワン・ソを支えていくのでした。
ホ・ジョンミン/ヤン・ギュダル役
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青海商団。
ギュダルが悪さをしたことで、自身を解放してもらう代わりにシンユルを嫁に出すと郭将軍に約束してしまったことをきっかけに、シンユルは結婚相手を探すことになります。
自身を守るために、シンユルを差し出すようなことをしていますが、シンユルを妹のように可愛がり、気遣う一面も持ち合わせています。
キム・ソニョン/ペンミョ役
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青海商団。
シンユルを娘のように育て、シンユルの身の回りの世話をしたりしています。
渤海最後の王女であるシンユルがまだ赤ん坊の頃、殺されかけたシンユルを助け、シンユルを守り続けていました。
最初は皇子だとわからなかったワン・ソがシンユルに近づくのを嫌い、皇子であるウクを大歓迎していました。
幾度となく、命の危機に晒されるシンユルを心配しながらも、シンユルの幸せをただただ願うのでした。
アン・ギルガン/カンミョン役
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青海商団。
青海商団のメンバーで、一番頼もしい存在です。
ペンミょと共に、シンユルを見守りまるで家族のようです。
チョン・ウシク/キョン役
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シンユルの護衛武士。
シンユルの護衛をしており、シンユルに想いを寄せています。
無口ではありますが、主人には忠実な人間で、やさしく見守る姿が印象できです。
シンユルを守るたち場ではありますが、シンユルに隙をつかれてしまうこともしばしばあります。
シンユルに想いを寄せながらも、身分の違いを受け止め護衛としてシンユルを守り続けます。
イ・ドクファ/ワン・シンニョム役
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執政・建国功臣。
ワン・ゴンの従弟でもあります。
皇帝の従弟であるが故、皇帝になることは難しい運命にも関わらず、あの手この手で皇帝の座を狙います。
そして、この物語の黒幕です。
ワン・ソが皇帝に戻ってきたことで、悪事をワン・ソに暴かれ、最終的には対決することになります。
リュ・スンス/ワン・ヨ(定宗)役
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高麗第三代皇帝。
太祖ワン・ゴンの皇后第三夫人の三男です。
自身の兄を殺めて皇帝に上り詰めますが、そのことがのちに自分を閉めることになります。
ワン執政や家臣の言いなりになっていて、操り人形のような立場になっていますが、ワン・ソを次期皇帝にし、高麗の未来を託す思いをはっきりと追っていました。
言いなりになっているようで、ワン・ソと協力しあい、ワン執政と戦うことになります。
キム・レハ/ウンチョン役
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武士。
高麗初代皇帝のワン・ゴンの王命により、ワン・ソに仕えることになります。
ワン・ゴンを襲った刺客を探すため、ワン・ソと行動を共にします。
黒幕の正体を暴くため、様々な手段で情報収集をし、ワン・ソを助けていきます。
無口で、主人に忠実な人物ですが、時々ワン・ソに嫌味を言う一面もあります。
シン・スンファン/キルボク役
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小間使い。
ワン・ソが皇宮を追い出されたのち、世話をしていました。
食べることに執着している様子がたびたび見受けられます。
ワン・ソがウンチョンと話ているところをたびたび見かけ、誰だ?とワン・ソに訪ねますがいつもはぐらかされてばかりです。
また、とても陽気で賑やかな性格をしています。
ナ・ジョンチャン/セウォン役
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ファンボ家の護衛武士。
母親と妹と行き別れ、一人彷徨っているところをワン執政に拾われ育てられます。
とはいえ、ワン執政の手下となり、汚い仕事もしてきました。
そしてファンボ家の状況をワン執政に報告するため、ファンボ家の護衛となりヨウォンを慕うようになります。
また、いく別れた妹がシンユルであることに気がつきますが、こんな自分が兄では妹が困ると言って、ある決断をするのでした。
ナム・ギョンウプ/ワン・ゴン(太祖)
引用元:公式サイト
高麗の初代王。
息子が産まれることは喜ばしいことでありながら、産まれてくる子が災いを呼ぶと予言されたため、まだ幼かったワン・ソを皇宮から追い出す決断をするのでした。
しかし、それは子を思ってことこその決断であり、大人になったワン・ソと手を組もうと皇宮に呼び戻すのでした。
自身が毒に犯されていく中、ワン・ソに皇宮を操り権力を握ろうとしている黒幕を暴くように伝え、この世を去ります。
チ・スウォン/皇后ユ氏(第3夫人)
引用元:公式サイト
皇后。
ワン・ソの母親でもありますが、産まれてくる息子の運命を聞いてしまった皇后は絶望に包まれます。
そのため、皇宮内で起こることは全てワン・ソのせいであると決めつけ、愛情を注ぐことができません。
ワン・ソが皇宮に戻ってきたと同時に、王が刺客に襲われたこともあり、ワン・ソをビンタし、すぐさま皇宮から出ていけと言い放つのでした。
輝くか、狂うか全キャストと相関図まとめ
輝くか、狂うかは、フィクションでありながら、史実とも少しリンクさせながら展開されていくラブロマンス時代劇です。
科挙という制度を導入し国家の基盤を築いた名君とされている一方、豪族や親族を排除、粛清するなどして、多くの血を流した暴君とも呼ばれるワン・ソ(光宗)をラブロマンスも加えた形で展開されるドラマです。
冒頭でもお伝えした、“麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~”と同じ時代、ほぼ同じ4角関係が描かれているので、比べながら見る楽しみ方もオススメです。
輝くか、狂うかでは、孤独を抱えた皇子ワン・ソと渤海最後の姫シンユルの運命的な愛と、2人を巡って翻弄される姉弟のヨウォンとウクの4角関係が見所でもあります。
特に、ウクのシンユルへの想いと葛藤は切なさを感じます。
韓国ドラマってこのウクのようなポジションの男性って得だと個人的に思います。
また、ワン・ソの心が掴めず、狂気に満ちていくヨウォンにも注目です。
どうしても、韓国時代劇の皇后(正妻)は良いイメージで描かれず、皇帝が愛する人は別にいるパターンが多いのですが、一国の主人を支えるにはこれくらいがちょうど良いのかもしれませんね。
時代劇にしては登場人物もあまり多くなく、時代の移り変わりも少ないので非常に見やすいドラマだと思います。
そんな、ロマンス時代劇、輝くか、狂うかをぜひご覧ください!