不滅の恋人は、朝鮮王朝に実在した首陽(スヤン)大君と安平(アンピョン)大君の対立をモチーフにしたロマンス時代劇です。
この作品では、ユン・シュン演じる安平(アンピョン)大君(弟)がメインとなり、イ・フィ(ウンソン大君)として登場しています。
朝鮮王朝時代、先王の三男として生まれたイ・フィ(ウンソン大君)は、端正な顔立ちで、芸術の才能もあり、心優しく誰からにも愛される大君に育ちました。
そんなフィは、チン・セヨン演じる美しい女性チャヒョンに町で出会い、二人は恋に落ちます。
一方、先王の次男として生まれたチュ・サンウク演じるイ・ガン(チニャン大君)は王位継承を脅かさないよう、幼い頃から宮廷から出され家族と離れて育っていました。
そんなガンもまたチャヒョンに一目惚れをし、兄弟で1人の女性を巡り争うこととなるのでした。
また、国王(イ・ヒャン)が病弱であったことから、次期王を巡る争いも加わり、王位と愛する女性を巡った壮絶な争いが繰り広げられます。
そんな王位と愛を巡るロマンス時代劇、不滅の恋人のキャスト相関図から登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
不滅の恋人キャスト相関図から登場人物を画像付きで総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
ユン・シユン/イ・フィ(ウンソン大君)役
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先王の三男。
幼き頃から詩や書の才能があり、母である大妃が感心するほどでした。
大人になっても芸術を嗜んでいた、フィはある日町の顔料屋さんに立ち寄ります。
すると、何やら店主が女性と揉めており、女性が店主に騙されていることに気がついたフィは女性を助けます。
しかし助けたにも関わらず、対処法が無礼だったとして女性から謝罪して欲しいと言われるのでした。
この時、お互いの身分も知らない状態での出会いであり、互いの主張をし合うだけで終わりますが、わざと顔を近づけて自分の顔と名前を覚えておけと言って去るのでした。
その後偶然何度か会ううちに、チャヒョンに惹かれ一緒に絵を書いたりして、チャヒョンと急接近します。
チャヒョンに思いを伝え、結ばれるのに時間はかかりませんでしたが、王族が嫌いだというチャヒョンに自分の身分がバレてしまい、チャヒョンを怒らせてしまいます。
チャヒョンと仲直りしたいフィは、考えに考え抜き、変装してソン家で劇を披露し、劇を通してチャヒョンに思いを告げるのでした。
そして、フィはチャヒョンと夫婦となり一緒に暮らしていくことを誓うのでした。
また、妻に迎えたい女性がいると、大妃に報告するのでした。
幼い頃から、王位を欲するなと教育されていたため、愛する人と穏やかに過ごしたいと願っていたフィですが、大妃から国王の息子ミョンが世子(セジャ)になるまで、世継ぎになって欲しいと告げられます。
チャヒョンとの婚礼を約束する代わりに、世継ぎとなり戦地に赴くことになりますが、王位を狙う兄、ガンと自身の伯父、ヤンアン大君の罠にハマり、フィは戦死したことにされてしまいます。
しかし、側近のギトゥクと共に生き延び、戦地で出会ったルシゲも加わり戦死とされた日から3年後、王宮に戻るのでした。
ガンから、チャヒョンが他の王族と婚姻することを聞いたフィは、すぐさまチャヒョンの元に駆けつけます。
フィとチャヒョンは再会し、祝言を迎えることになりますが、よりによって祝言の日に謀反が発生し、またもハメられたフィは謀反の首謀者とされてしまいます。
そして、重臣たちに死罪を求められるも、流刑となりました。
幾度となく命を狙われながら生き延びてきたフィは、幼くして命を狙われている上王(スンピョン大君/イ・ミョン)も守りながら、上王を復位させるために動き出すのでした。
ついに、幼い上王の王位の座を奪ったガンと対決することになります。
とはいえ、フィはあくまでも上王に復位させる事が目的で、自らが王になろうなんて1ミリも考えていないので、力づくというよりはガンを説得させようとする思いが強かったようです。
自らが王位を望んでいないのに、王位争いに巻き込まれ、愛する女性と何度も離れ離れになってしまっていたフィは、果たしてチャヒョンと穏やかで、平和の暮らしを手に入れることが出来たのでしょうか。
チン・セヨン/ソン・ジャヒョン(チャヒョン)役
引用元:公式サイト
ソン・オクの娘。
大堤学(テジェハク)ソン・オクの娘で、良家に育ちながらも行儀見習い(花嫁修行)を抜け出したり、謹慎中に変装して家から抜け出したりと、かなりのおてんば娘です。
絵を描くのが好きだったのと、おてんば娘であることが幸いして、チャヒョンはフィと出会い結ばれます。
王族には嫁ぎたくないと豪語していたチャヒョンですが、大君であるフィと恋に落ち、さらにはフィの兄であるガンからもアプローチされることに…。
様々な事がおきながらも、フィと結ばれ婚礼が決まるのですが、フィが戦地に向かう事になり、チャヒョンは変装してフィを追って一緒に戦地に向かいます。
手縫いの綿入れを渡すために紛れ込んだのですが、変装して戦地に向かうなんてかなりのおてんばっぷりを発揮しています!
しかしすぐにバレ、ガンによって連れ戻されるのでした。
ところがこの後フィが戦死した事を告げられ、ガンからフィが身に付けていた物を渡されます。
しかし、チャヒョンは単なる召し物にすぎないと、フィが生きている事を信じて過ごすのでした。
ガンに側室になるよう言われても、それを拒みフィが生きている事を信じて3年待ちます。
チャヒョンの思いが通じ、フィが生きて帰ってきた事で再会しますが、祝言の当日に謀反を起こされ、フィとはここでもまた離れ離れとなってしまいます。
一時は、ガンを殺そうと側室になる事を快諾し、チャヒョンなりに戦おうと決心しますが、チャヒョンもガンの妻であり友人のナギョムからの嫉妬などにより、苦しい生活を強いられます。
果たして、チャヒョンはフィと再会し、幸せな暮らしを手に入れる事ができるのでしょうか。
チュ・サンウク/イ・ガン(チニャン大君)役
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先王の次男。
幼い頃、兄の王位継承のために王宮から追い出され、家族と離れて育った事で、野心が人一倍強く、弟のフィに対しても嫉妬しています。
弟のフィと会っていたチャヒョンが気になり、チャヒョンに近づきますが、自分に対して物怖じせずハッキリ発言するチャヒョンに惚れてしまい、チャヒョンに側室になって欲しいと強く願います。
しかしチャヒョンはフィを選び、一方王位を巡っても大妃がフィを頼りにしている事を知り、フィを潰しにかかり、様々な罠を仕掛けていくのでした。
ムン・ジイン/クッタン役
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ソン家の使用人。
チャヒョンの世話をしています。
行儀見習いから抜け出したり、家から抜け出したりするチャヒョンに振り回されっぱなしですが、常に一緒にいるため、チャヒョンのフィへの気持ちを応援しています。
時にはチャヒョンをちゃんと監視できず、アン氏から叱られることもしばしばありますが、基本的にはチャヒョンの味方となる存在です。
ジェホ/パク・ギトゥク役
引用元:公式サイト
イ・フィの側近。
幼い頃からフィの側近をしており、フィと強くなってお互いを守ろうと約束をした仲です。
そのため、フィが幾度となく命を狙われても常にフィと一緒に過ごし、フィを守っていきます。
またルシゲと出会い、3人で苦難を乗り越えていくうちに、ルシゲに特別な想いを抱くようになります。
しかし、最後にルシゲにある出来事が起きた事で、フィとチャヒョンの元を去る決意をするのでした。
ソン・ジヒョン/ルシゲ役
引用元:公式サイト
イ・フィの側近。
女真族の元を訪れたフィと出会い、追われているフィを助けます。
死んだとされているフィが生きているということを、女官に変装して王宮に潜り込み、大妃に伝えます。
フィに想いを寄せ慕っていますが、フィの心にはチャヒョンしかいないことを目の当たりにし複雑な気持ちになります。
しかし、それでも自分の気持ちを表には出しません。
フィが流刑となった時は、チャヒョンの側でチャヒョンを守るのでした。
チュ・スヒョン/チョ・ヨギョン役
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芸妓。
町中の男性を虜にし、気高いと評判の芸妓です。
ガンが、フィの相手に選んだ芸妓ですが、フィには相手にされませんでした。
ガンと体の関係を持ちますが、自分は誰の物にもならないと割り切っています。
しかし、ガンとの関係に嫉妬したガンの妻、ナギョムにより片目を失ってしまうのでした。
自分にとって、有益となる事に力を貸すタイプなので、終盤ではフィやチャヒョンの大きな力となります。
リュ・ヒョヨン/ユン・ナギョム役
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イ・ガンの妻。
チャヒョンの友人でもありますが、チャヒョンのこともその友人のソルファのことも軽視しています。
野心も強く、ガンを王にし自身も王妃の座に就く為にガンを支えていく決意をします。
ガンがチャヒョンに想いを寄せている事を知りショックを受けると同時に、チャヒョンに冷たい態度をとります。
また、芸妓のヨギョンが側室になれないよう、片目に水銀をかけ失明させたりと、夫の心を繋ぎ止めるのではなく、自分の野心の力で女性を潰していく手段をとるのでした。
しかし全ての行為の代償は後に自分に返ってくる事になるのです。
イ・ギヨン/ソン・オク役
引用元:公式サイト
チャヒョンの父。
大堤学(テジェハク)という役職についています。
基本的に、野心などはなく国を守る王のために尽くすというタイプです。
娘のチャヒョンとフィの関係を巡って、ヤンアン大君に追い詰められ一時は自殺をしようとしますが、別の重臣に止められ事なきを得ます。
フィが戻ると、フィの力となり最後までフィを支えていくのでした。
キム・ミギョン/アン氏役
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チャヒョンの母。
ソン・オクの妻で、物事をハッキリ言うタイプなのでソン家の中で一番強い人かもしれません。
おてんばな娘に手をやきますが、様々な出来事に巻き込まれるチャヒョンを心配しています。
チャヒョンのためを思って厳しく育ててきましたが、チャヒョンが悲しい目にばかり会うため、終盤はチャヒョンとの再会に涙を流すのでした。
誰よりも家族思いのパワフルなお母さんという印象です。
ハン・ジェソク/ソン・ドゥシク役
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チャヒョンの兄。
おてんばな妹に手をやきながらも、妹思いの一面もあります。
撃毬の試合にガンのチームで出場しますが、試合中にチャヒョンを見つけたため試合を抜けた事で、ガンの怒りをかってしまいます。
しかしこの日の出来事が、ガンとチャヒョンが出会うきっかけとなるのでした。
使用人のクッタンに思いを寄せますが、科挙の試験に受かったら娶るつもりが10年もかかり、クッタンに愛想を尽かされるというトホホな兄です。
ヤン・ミギョン/シム氏(大王大妃)役
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先王の正室。
国王(イ・ヒャン)、ガン、フィの母でもあります。
先王の長男が王位を継承するのが基本であるため、他の兄弟達には王位を欲しないように教育してきました。
次男であるガンが、王位継承を脅かす存在になると懸念した大王大妃は、ガンを王宮から出す決意をするのでした。
しかし、その出来事が逆にガンの野心に火をつけてしまいます。
ガンは野心が強すぎることを懸念しての判断でしたが、自分の思いが伝わりませんでした。
果たして、暴走してしまった我が息子ガンに、自身の思いが伝わる日が来るのでしょうか?
ソン・ビョンホ/ヤンアン大君役
引用元:公式サイト
イ・ガン、フィの伯父。
国王(イ・ヒャン)ら3兄弟の伯父ですが、幼い頃から王宮の外に出されたガンを特に可愛がっており、ガンの味方になっていました。
しかしそこには、ガンを王位につかせ、自分が優位な地位になろうという欲望があってのことなのでした。
そのため、ガンが望むことはどんな手をつかってでも手に入れて来ました。
しかし、今までの行いが災いし、フィ達によってガンとの仲を引き裂かれる事になるのでした。
ソン・ジェヒ/イ・ヒャン(国王)役
引用元:公式サイト
国王(先王の長男)。
幼い頃から病弱ではありましたが、国王となります。
ヒャンは、ガンは王になるためなら自身の息子ミョン(スンピョン君)の命も、フィの命も狙うと考えていました。
しかし、フィのことは権力よりも、幸せに生きる事を選ぶ優しい人間なので、権力のために肉親を殺める事は無いと信じていました。
さすが、人を見る目があって、国王になるだけのことはありますよね。
死期が迫る中、フィに息子ミョン(スンピョン君)と国を守るように託し、この世を去ります。
オ・スンア/キム氏
引用元:公式サイト
王妃。
王宮で無事に世継ぎを産む者がいなかったため、極秘で出産をしミョン(スンピョン君)を出産します。
王亡き後、我が子の命を狙うものに怯え、大王大妃に助けを求めます。
大王大妃やフィたちと共に、我が子を守るのでした。
キム・ジュニ/イ・ミョン(スンピョン君)
引用元:公式サイト
国王イ・ヒャンの息子。
国王が亡き後、幼くして王位継承争いに巻き込まれ命を狙われますが、母や大王大妃、そしてフィやチャヒョンによって守られます。
自分のために母やフィがして来た事をじっと見てきた事もあり、芯のある人間に成長し王位を継承できるまでに成長していきます。
キム・ボムジン/オ・ウルン役
引用元:公式サイト
イ・ガンの部下。
ガンの部下で、ガンに一番近い人物です。
ガンの指示の元、情報を集めたり、行動を起こしたりとガンからの信頼は厚いです。
どんな事でもガンを信じ、ガンのために尽くしてきますが、最後には酷な命令を受ける事になります。
その命令はガンに尽くしてきた身としては耐えがたいものでしたが、最後までガンの命令を遂行するのでした。
ユンソ/チョン・ソルファ役
引用元:公式サイト
チャヒョンの友人。
チャヒョン、ナギョムの友人でしたが、純粋に友人だと思っているのはチャヒョンだけのようで、ソルファもまたナギョム同様、プライドが高く、2人を下に見ていることろがあります。
女性の友情って怖いです…。
自らがフィの元へ嫁ぐものだと信じて疑わず、思いを募らせていたのに、チャヒョンが嫁ぐことを知り、さらにはフィとチャヒョンが慕いあっている事にプライドを傷つけられてしまいます。
これ以降、チャヒョンともナギョムと一緒にいる事は見られなくなるのでした。
不滅の恋人キャスト相関図と登場人物まとめ
ヒロインのチャヒョンとフィは、出会ってすぐに恋に落ちますが、王位争いに巻き込まれた事で、何度も引き裂かれてしまう展開となります。
しかしそれが逆に、二人の絆を深めたところであると感じました。
また、権力と愛を力づくても手に入れようとするガンは、欲が強くなればなるほど、自身が傷つき孤独になっていくところが切ない部分ではありました。
王宮は常に様々な陰謀にまみれており、多くの血が流れることとなりますが、その点不滅の恋人は他の時代劇に比べてそんなシーンが少ないように感じます。
そのため、ガンが王位を奪った事で、その座を取り戻そうとフィ達がガンに立ち向かうのですが、ガンを殺める事なく解決しようとしていた点が印象深かったです。
また、フィの性格をよくわかっているガンが、部下のウルンに指示した内容がなんとも悲しい結末ではありました。
どんな指示を出したのかはぜひご覧いただきたいです…!!
そんな権力と愛を巡った争いが描かれている、不滅の恋人をぜひご覧ください。