9人目のチャン・オクチョンを演じたキム・テヒ。
今まで妖女のイメージの強かった”チャン・オクチョン”は、キム・テヒによって”狂おしいほど王を愛したために罰せられた悲劇の女性”を演じており、今までの”チャン・オクチョン”のイメージを覆される、李氏朝鮮時代の美しい”愛”を描いたラブロマンス時代劇となっています。
韓服の仕立て屋からイ・スンの側室となるチャン・オクチョン役を、キム・テヒ。
朝鮮第19代王、イ・スン(スクチョン)役を、ユ・アイン。
イ・スンの正室イニョン王妃役を、ホン・スヒョン。
韓服の仕立ての腕前が良く、人気のあるオクチョンですが、母が両班の賊民であることを知られたのがきっかけで、仕事がなくなってしまします。
オクチョンの叔父は自分の野心のために、オクチョンの美しさを利用し王の心を取り込もうとし、針房として入宮し、イ・スンと再会し、次第に2人は惹かれあい、オクチョンは王の寵愛を一心に受けます。
しかし、オクチョンは王の寵愛があるがために、次第に野心までも膨らんでいき、後には引けなくなってしまいます。
韓国史上三大悪女で知られているチャン・オクチョンの相関図から全キャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
チャン・オクチョン全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
キム・テヒ/チャン・オクチョン役
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イ・スン(スクチョン)の側室。
幼いころ、王宮を抜け出したイ・スンと出会っています。
母が賊民の為、奴婢狩りに遭い、家族は生き別れになってしまいます。
そして逃げ込んだ先が、父の友人カン氏の元で、カン氏夫人に裁縫の才能を見出され、針仕事を習うことになります。
ある日、仕立てた服をイ・ハンの家に持って行くと、身分を偽っているイ・スンと再会しますが、2人ともどこかで会った記憶があるもののはっきりとは思い出せません。
一方で、叔父チャン・ヒョンの野心のため、福善君の側室にしようとあらゆる嫌がらせ、しかも、お世話になっているプヨン亭などの周りから責める汚いやり方に腹を立てます。
ある日大王大妃チョ氏の甥から、女官になることを誘われますが、断ります。
奴婢である母を理不尽な理由で袋叩きにするサソクの妻から、母を助け出した先が王室の狩場で、そこでスクチョンに三度出会います。
スクチョンの血の付いた衣服の代わりに洋服を仕立てます。
何度も出会い、次に約束をしても、会うことができずにいてもどかしいスクチョンから“私と共に私のいる所へくるか?”と言われますが、”すぐにはいけない。待ってもらえるなら、どこへ行けばあえますか?”と返事をします。
そして、奴婢の母を自由にしたい一心で、女官になることを決意し、とうとう女官となり針房で働くことになります。
そこで、イニョンの礼服を作ることになり試行錯誤している時に、スクチョンんが現れ、少しの間一緒にいてほしいと頼まれます。
そして、スクチョンの服を採寸するように言われ、採寸をしていると何気にお茶に誘われますが、遠回しに断ります。
しかし、針仕事をしながらスクチョンを想います。
そんな時、なんとスクチョン自らが針房へとやってきアプローチをはじめますが、王様と知ってしまった以上近づこうとはしません。
そんな時、スクチョンから突然口づけを♡
しかし、スクチョンから好意を寄せられている女官がいるとの噂が広まり、それがオクチョンだとわかり、大妃キム氏王宮から追い出されてしまい、スクチョンの命によりトンピョン君に保護されます。
そこで、トンピョン君から”一緒に清国へ行こう”と誘われますが“欲しいのは王様だけ”と伝えます。
ある日、とうとうイニョンとの結納を控えているのにも関わらず、スクチョンが飛んできます。
そして、ついにスクチョンと結ばれ、側室に迎えると約束をして王宮へと戻っていきます。
無事に側室となりますが、それから壮絶な嫌がらせが始まります。
大妃キム氏から不妊の薬を飲まされそうになったり、毒入りの夜食のせいで昏睡状態にまでなりますが無事に男児を出産することができます。
スクチョンから、絶大なる寵愛を一心に受け幸せな生活を送りますが、それと同時に野心も芽生え始めます。
ひと時の野心のために、若くして命を落とすことになったオクチョン。
スクチョンからの寵愛のみで満足していたなら、命を落とすことはなかったのでしょうか。
ユ・アイン/イ・スン(スクチョン)役
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朝鮮第19代王。
世子時代に、妃選びが始まります。
ひょんなことから、採寸をしに来たオクチョンと出会います。
トンピョン君の家で宴が開かれ、そこには妃候補のインギョンとイニョンもきており、宴に飽き書庫にいるとオクチョンと再会し、”以前に会ったことがある?”と聞きますが、”知らない”と答えられます。
一方、鎧づくりの為に訓練場へと来たオクチョンと三度会うことになりますが、ここでオクチョンが盗賊に襲われたところを助けます。
妃候補を選ぶ時期が来たことで、インギョンを選びます。
婚礼の儀の際、父ヒョンジョンが危篤になったとの知らせが入り、駆けつけますが、亡くなります。
そして、王スクチョンとなります。
王になった途端、南人派ホ・ジョクから命を狙われ、岩場で瀕死の状態のところをオクチョンに助けられ、介抱されなんとか目を覚ますことができます。
トンピョン君と福善君らは、血眼になって探し始めたころ、オクチョンから怪しい者たちがいると告げ立ち去ろうとした時に”一緒に行こう。自分と共に自分の場所へ”とプロポーズの言葉を口にします。
そして、自分は王宮にいることをオクチョンに伝えます。
一方、母である大妃から”インギョンとの仲睦まじい姿をみせてほしい”と言われ、仕方なく一緒にいますが、大妃が部屋を出ていった瞬間に”これで十分だろう”とインギョンに冷たく言い放ちます。
再び、福善君らに命を狙われ、間一髪のところで剣をよけ、福善君らを斬首刑に処します。
また、痘瘡にかかったインギョン王妃がこの世を去り、次期王妃の選択が迫られている所に、オクチョンに偶然出会います。
先日、福善君を斬首刑にしたことが引っかかっており、福善君の亡霊をみることが多く眠れない日が続いていた時にオクチョンと再会し、手を握ったまま横にいてくれたことでホッとします。
そして、とうとうオクチョンに胸の内を明かし口づけを♡
そしてある夜、李白の詩を読んでいたオクチョンを見つけ、抱きしめます♡
やっと、オクチョンからも気持ちを返しくれるように、手を握られます。
しかし、政治的に何の力もないオクチョンとは容易く結ばれず、”政治”の絡む力のあるイニョンと婚姻関係を結ぶことになります。
ある日、大王大妃チョ氏がオクチョンを連れてきたことで、会えなかったオクチョンを抱きしめます。
そして、とうとうオクチョンを側室に迎え、オクチョンの為にお屋敷まで立てさせます。
しかし、大妃キム氏はオクチョンが卑しい身分の出ということが気に入らず、寵愛を受けているオクチョンに不妊薬を飲ませようとしたことをしり、母までもオクチョンのために見放します。
オクチョンに対しては本当に絶大なる寵愛という言葉がピッタリです♡
そして、無事にオクチョンとの間に男児をもうけます。
しかし、少しづつ、オクチョンが”欲”を出し始めたことに気付き始めます。
そして、とうとうオクチョンに…。
オクチョンを愛しすぎただけに、オクチョンも欲をかき始めたのでしょうか。
こんな一途な男性、いるんですね~。
ホン・スヒョン/イニョン王后役
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スクチョンの正室。
オクチョンの仕立てた服は、”男を誘っている”感じがあるから嫌いだとはっきりものが言える女性。
インギョン亡きあと、スクチョンの正室として迎えられます。
この結婚も、割り切ったもので”自分が大妃と西人派をなだめる代わりに王妃にしてくれ”と取引を持ち掛けます。
スクチョンから寵愛を受けることもなく、たんたんと父ミン氏のいうことを聞き、“王妃”としての役割を果たしています。
しかし、心の底では“スクチョンから女として見られたい”と言うような感じがひしひしと伝わってきます。
現代でいう超キャリアウーマン的な強い女性だと思います。
しかし、オクチョンの陰謀により、一度廃妃され、食べるのにも困るほど貧困に悩まされますが、復位するきっかけが訪れます。
しかし、復位した後に病死により他界してしまいます。
女性としては、少し可哀想とも感じますが…。
イ・サンヨプ/イ・ハン(トンピョン君)役
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スクチョンの叔父。
王族ですが、王位を狙ってはいけないことを理解していて、スクチョンの良き相談相手であり、補佐役を務めています。
オクチョンが好きですが、決して口には出しません。
ただ一度だけ、オクチョンが命を狙われて匿っていた時に“一緒に清で暮らそう”と告白します。
しかし、オクチョンには”欲しいのは王様だけ”だと言われてしまいます。
とても頭の良い人で、人もいい!
ひっそりとオクチョンへの気持ちを心に隠し、決してスクチョンには逆らわない人です。
オクチョンの人生が終わるまで、オクチョンを一途に慕っていました。
ジェヒ/ヒョン・チス役
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オクチョンの初恋相手。
オクチョンが仕立ての才能を見出したプヨン亭のカン氏夫人の息子。
母の死後、行方をくらましますが、オクチョンや養母カン氏夫人を奪った者へ復讐をするために戻ってきます。
しかも、中国人の豪商の養子となっているため、格も上がって帰ってきます。
しかし、戻ってきたことにはすでのオクチョンはスクチョンの寵愛を受けています。
その寵愛を受けたがために、野望を抱き賜死しなければならなくなったオクチョンに心を痛めます。
ハン・スンヨン(KARA)/チェ・ムスリ(スクビン)役
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スクチョンの側室。
イニョン王后の下働きとして働いている時に、オクチョンと会ったことがあり、“オクチョンのようになってみせる!”とタンカを切ったことがあります。
チョン・チスの後ろ盾があり、側室となり、オクチョンと同様にスクチョンから寵愛を受けています。
スクチョンから寵愛を受けたことによって、オクチョンの怒りを大きく買うことになりますが…。
そのオクチョンを失脚させようと企みます。
そして、ムスリも大きな野望を持っていますが、それは叶うのでしょうか。
イ・ヒョチュン/大王大妃チョ役
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朝鮮第16代王インジョの継妃。
政治的に利用しようと気立てが良く、頭のいいオクチョンを、やたらとスクチョンと出会わせようと企みます。
もともとオクチョンのことが気になっていたスクチョンは、そんな企みとも知らずに、オクチョンと会える機会を喜ぶことになります。
とうとう、スクチョンの側室としてオクチョンを迎えることまで成功しますが…。
チョン・インテク/ヒョンジョン役
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スクチョンの父で、朝鮮第18代王。
気の弱い王として知られており、正室大妃キム氏のみと婚姻関係を結んでいて、側室はいなかったと言われています。
キム・ソンギョン/大妃キム氏役
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スクチョンの母。
王ヒョンジョンの唯一の妻。
卑しい身分のオクチョンのことを毛嫌いし、ミン氏の娘イニョンの後ろ盾となります。
スクチョンの側室としてオクチョンが迎えられた時、スクチョンの子どもを産ますまいと、オクチョンに不妊薬を飲またり、ある時は夜食に毒を持ったりと…。
オクチョンが側室になった時には、病に伏せていることが多かったのですが、“姑”として、オクチョンには嫌がらせの数々を行います。
今思うと、もしオクチョンを亡き者にしていたら、”スクチョンの寵愛を受けていたオクチョンを殺した”と現在まで引き継がれていたのでしょうか。
大妃キム氏が殺し損ねたために、現在でも”妖女チャン・オクチョン”の名が残っていることには間違いありませんよね!(笑)
キム・ソラ/ユン氏役
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オクチョンの母。
チャン・ヒョンの家で使用人として働いています。
奴婢上がりの為、サソクの妻からいわれのないことで、袋叩きにされたりとイジメられることが多いです。
それを見てオクチョンは幾度となく助けます。
自分のために王宮の女官になるというオクチョンに対し、止めるように説得をしますが…。
ユン・ユソン/カン氏夫人役
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ヒスの養母で、プヨン亭の女将。
オクチョンの裁縫の才能を見出した人。
チャン・ヒョンの企みで、火事で亡くなってしまいます。
チェ・サンフン/チョ・サソク役
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大王大妃チョ氏の甥。
大王大妃チョ氏が、権力を握り続けるために、容姿端麗で頭のよい女を探してくるように依頼されたことで、オクチョンを紹介します。
コ・ヨンビン/チャン・ヒジェ役
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オクチョンの兄。
幼いころに、オクチョンや母と生き別れてしまいます。
清国から帰国し、頭脳明晰で語学も優秀な人物。
叔父であるチャン・ヒヨンの右腕的な存在であり、チャン・ヒヨンの野望に加担させられるオクチョンを見て心を痛め助けます。
オクチョンが女官になるころ、母と再会することができています。
イム・スンデ/チャン・ヒヨン役
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オクチョンの叔父。
訳官という地位でありながら、巨万の富を抱えていて、大富豪。
娘が女官時代に福善君と密通がバレてしまい、拷問されてしまいます。
拷問後自ら命を絶ったために、娘に託せなかった野望をあの手この手でオクチョンへ託そうとします。
始めはオクチョンも拒否していましたが、スクチョンから寵愛を受け自身のついてきたオクチョンをいい様に利用し、オクチョンにも野望を持たせようと仕向けます。
イ・ヒョジョン/ミン・ユジュン役
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イニョン王妃の父。
西人派の巨頭で、権力を握りたいために娘イニョンを王妃に仕立てようと必死になります。
妻が毒を飲まされ死んでしまったとしても、娘イニョンを王の妃にさせることに躍起になるほどの野望を抱いています。
イニョンが一度廃妃され、復位したのち病気で死んでしまうとチェ・ムスリを使い、権力を握ろうとします。
チャン・オクチョン全キャストと相関図まとめ
このドラマの一番の見どころは“恋愛ドラマ”となっているところでしょうか。
キム・テヒ演じる、韓国三大悪女と名高いチャン・オクチョンがスクチョンとの“真実の愛”が描かれていて、ラストも悲しい結果にはなるものの、スクチョンの腕の中で逝くという演出をされていました。
また、衣装にもかなりの制作費を費やしていて、チャン・オクチョンが作ったとする韓服がズラッと並ぶシーンはまさにファッションショーのようで、画面が一気に明るくなります。
スクチョンは正室、側室とも側においていましたが、ただ1人オクチョンだけに対しての寵愛を授けたために苦悩の中に”愛”で乗り切っていた感じを、スクチョン役のユ・アインは上手に演じていたと思います。
もしかすると、オクチョンが野望を抱かず、ただただ王から寵愛を受け、たくさんの子どもに恵まれた結果、自然と“王”の母になれていたのではないのかな?と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
キム・テヒとユ・アイン出演の”チャン・オクチョン”をみると今までの”チャン・オクチョン”のイメージが違ってくるのかもしれませんね。
今までの演出とは違う、“愛”をモチーフにしたチャン・オクチョンをぜひご覧ください。