一枝梅〜イルジメは、古典的英雄が描かれたドラマに、ヒューマン要素が加わった時代劇です。
そもそもイルジメとは、中国から朝鮮半島に伝わり、語り継がれている古典の義侠的盗賊=義賊で、日本だと鼠小僧や石川五右衛門、海外だと怪盗ルパンやゾロなどと同じです。
今回このドラマは完全オリジナルストーリーを作り上げ、第一回放送日から高視聴率を独走するという大ヒットドラマとなりました。
朝鮮王朝中期、功臣イ・ウォノの息子として生まれたイ・ギョムは、目の前で父親を暗殺されてしまいます。
なんとか刺客から逃れたギョムは、露頭に迷っていたところをタンに助けられますが、記憶を失っていたため、ヨンと言う名でタンとセドルに育てられます。
十数年経ち、自分の過去を思い出したヨン(ギョム)は、昼は陽気な青年ヨン、夜は父親の事件の真相を突き止めるため、義賊イルジメとなって貴族の家に忍び込み計画を遂行して行きます。
そんな青年と義賊(イルジメ)の2つの顔を持ったヨン(ギョム)を、人気実力ともにNO.1の俳優、イ・ジュンギが演じています。
また、打倒イルジメのために武術を磨くピョン・シフ(チャドル)には、こちらも主役級の俳優に躍進中のパク・シフが演じます。
そしてイルジメに想いを募らせ、切ない恋を展開するピョン・ウンチェには、日本でも絶大な人気を誇る、ハン・ヒョジュが演じます。
そんな物語もキャストも豪華で見所満載な一枝梅〜イルジメの相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
一枝梅イルジメ全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
イ・ジュンギ/ヨン(イルジメ/イ・ギョム)役
引用元:公式サイト
イルジメ(義賊)。
王の功臣イ・ウォノの息子ギョムとして生まれますが、自身の前で父親を暗殺されてしまいます。
ギョムは命からがら逃げますが、ショックから記憶を失ってしまいます。
そして、露頭に迷っていたところをタンに助けられ、セドルとタンにヨンと言う名で育てられるのでした。
十数年後、青年となったヨンは遊び歩く毎日でしたが、ピョン・シクの息子シワン達に酷い目に合わされていました。
そして、そのシワンを殴ったとして捕まってしまった父のセドルを助けるために、格闘賭博に出場することになります。
シワンに焚き付けられ出場することになったシフと闘いますが、二人ともセドルを助けるために殴り合うと言うなんとも、切ない展開です。
この後刺客に襲われたヨンは、シム・ギウォンと会うことでイ・ギョムであったことと、昔の記憶を取り戻すのでした。
自分の過去を思い出したヨン(ギョム)は、姉や母親を探そうとします。
妓生(キーセン)達から、姉の情報を聞き出そうとしたところを、春画売りの取締りに遭遇してしまったヨン(ギョム)は牢獄行きとなりますが、たまたまそこにヨニがいましたがヨン(ギョム)は気がつきません。
ヨン(ギョム)がヨニが姉であることを知った時は既に遅く、姉もまた自身の前で亡くなってしまいます。
父親だけでなく、姉までも自分の前で死ぬところを見たヨン(ギョム)の復讐心に火がつきます。
父親が殺された時の、刀の模様を思い出したヨン(ギョム)はその刀の事を調べ、その刀は全官吏の家に行って探さないと見つからないと言う情報を得ます。
そして、その刀を探すべくイルジメとなって官吏の家に忍び込むのでした。
ある時、ヨンはイルジメの姿でいる時、自分を全く怖がらないウンチェと話をしている所をシフに見られてしまい、逃げるも追われシフに刺されてしまします。
それをきっかけにヨンは、コンガルに武術を教えてもらうのでした。
コンガルに武術を教えこまれ、ヨンは「人を殺すためでなく、助けるために使え」と言われます。
この教えを忠実に守ったヨン(イルジメ)は、最後に衝撃の結末を迎えることになります。
父の死の真相と復讐のために、イルジメとなったヨンですが、官吏に忍びこんでは盗んだものを民に配るなどしていたイルジメは町中では人気者となります。
そして、復讐劇であるこのドラマでも、イルジメ(ヨン)はウンチェと恋に落ちます。
しかし、ウンチェの父親もイルジメの標的となっていることから、イルジメはウンチェに遊びだったと行って突き放すのでした。
実はギョムであった頃、ウンチェと既に出会っており、運命のように引き寄せられた二人なので、これで離れ離れになる二人ではありませんが、この後ウンチェの父ピョン・シクから父親の死の真相を聞き出したイルジメ(ヨン)は、愕然としイルジメを封印しようとするのでした。
あともう少しと言うところで真実に辿りつけないヨンですが、果たして父の死の真相を突き止めることができたのでしょうか。
パク・シフ/ピョン・シフ(チャドル)役
引用元:公式サイト
ピョン家の次男(庶子)。
タンの息子(チャドル)は、幼い頃セドルが父親だと思い育ちます。
しかし、ある事がきっかけでピョン・シクの息子として生活することになり、名前もピョン・シフと名乗ることになります。
庶子と言う事で、ピョン家では息子として認められず居場所を失くしていましたが、実際の親であるタンとセドルが、ヨンを息子として可愛がる姿を見て、そこにも自分の居場所がない事に気がつきます。
血の繋がらない妹、ウンチェに密かに想いを寄せますが、ウンチェがイルジメに惹かれている事に気がつき、シフはイルジメを捕らえるために、護衛武士サチョンに武術を教わり、打倒イルジメのために躍起になります。
ヨンとは反対に、シフはサチョンから「大義のために、自分を阻むものは誰であろうが殺せ」と教えられているのでした。
なんとも切ない立場であるシフにはさらなる衝撃が待ち受けているのでした。
ハン・ヒョジュ/ピョン・ウンチェ役
引用元:公式サイト
ピョン・シクの娘。
両班(ヤンバン)ピョン家の一人娘で、しっかりと自分の考えを持ち主張ができる、聡明な女性です。
幼い頃に出会ったギョムが初恋の相手でしたが、イルジメと遭遇し会話をするうちに惹かれて行きます。
権力を振りかざしている父や兄と異なり、貧困で弱い立場の人たちを援助するなどしているウンチェは、イルジメの活躍と正義感に共感もしていました。
兄シフが、イルジメを必死で捉えようとしているのを知りながらも、イルジメを助けようとしますが、ついに自分の家にイルジメが忍び入り、問い詰められている父を見たウンチェはイルジメに刀を向けるのでした。
果たして、ウンチェとイルジメの関係はどのような結末を迎えるのでしょうか。
イ・ヨンア/ポンスン役
引用元:公式サイト
コンガルの養子。
ポンスンもまた、幼い頃両親を暗殺されています。
そして、コンガルに助けられ育ちますが、コンガルと共に詐欺を働きながら生活をしています。
ある時、ヨンに詐欺を仕掛けますが、ヨンを騙すことができず失敗してしまうのでした。
しかし何かと縁があって、ヨンと共に行動することが増えますが、ヨンが幼い頃助けてくれた少年である事に気がつき、ヨンに想いを寄せるのでした。
またヨンがイルジメであることを知ったポンスンは、ヨンを守るためにある行動を起こします。
イ・ムンシク/セドル役
引用元:公式サイト
ヨンの養父。
元コソ泥と言う経歴であります。
タンの息子であるチャドル(シフ)をタンと共に育てますが、シフがピョン家に入った後は助けたギョムにヨンと言う名前をつけて我が子のように可愛がります。
決して裕福な生活ではないものの、息子には立派に育ってもらいたいと願い、信じています。
ある事件において、手を切断する刑を免れた変わりに前歯を抜かれてしまったのが、チャームポイントとなっています。
キム・ソンリョン/タン役
引用元:公式サイト
チャドル(シフ)の実の母親。
セドルが助けたギョムを、謀反人の息子だから育てることができないと育てることを反対しますが、セドルに懇願され記憶を失くしているギョムにヨンと名付け育てる事になります。
タンはある事件が起きた時、チャドル(シフ)の父親はピョン・シクであると偽りピョン家にチャドルを送り出していました。
しかし、イルジメ(ヨン)とチャドル(シフ)の様子を見かねたタンは、チャドルに実の父親を打ち明けるのでした。
アン・ギルガン/コンガル役
引用元:公式サイト
ポンスンの養父。
王の護衛として仕えていた過去を持ち、罪の無い人を殺める事に嫌気がさしたため、護衛を辞めます。
和尚の格好で放浪しながら、ポンスンと詐欺をしながら暮らしています。
ポンスンの家族を暗殺した刺客の一味でもあり、ポンスンに引け目を感じながらもポンスンを育てました。
自身が行なって来た事を償うため、ヨンには武術は人を守るために仕え、人を殺すなと教えます。
キム・ムヨル/シワン役
引用元:公式サイト
ピョン家の長男。
庶子であるシフを家族とは認めず、自身の親が権力者である事にあぐらをかき、やりたい放題の生活を送っています。
身分の低いヨンが、学堂に通う事も良く思っておらず、仲間と共にヨンをいじめては楽しんでいます。
遊んでばかりで、出来が悪く、父親を困らせるタイプの息子です。
イ・ウォンジョン/ピョン・シク役
引用元:公式サイト
兵曹判書(ピョンジョパンソ)。
能力に長けている訳では無いが、知財と交際力を駆使して地位を築き上げた人物です。
野心がありますが、権力を握るためとあらば、自分に有益な人に媚びるタイプです。
実の息子、シワンが無能である一方で、聡明である娘を頼りにしています。
また、シフの能力もわかりつつ、庶子であると言う理由から認めきれないでいる一面が見え隠れしています。
キム・チャンワン/謎の黒幕役
引用元:公式サイト
謎の黒幕。
イ・ウォノやシム・ギウォンを裏切り、2人を殺してしまいます。
全てはこの人物の命令によって、動いています。
そうです、この黒幕の指示で人が動くんです。
と言うことは…、あれ?そう言うことですよね?。
でも謎の黒幕と言う設定なので、本編でのお楽しみと言う事にしておきます。
キム・レハ/サチョン役
引用元:公式サイト
護衛武士。
謎の黒幕の信頼を受けている護衛武士です。
かつては、コンガルと仲間同士でもありました。
大義のためであればそれを阻むものは誰であろうと斬る、たとえ周りから殺人鬼と呼ばれようが構わないと言っていました。
そしてその大義とは、自分の主人であると信じています。
イルジメを捕らえるために自分を師事するシフに、武術を教えることとなりますが、その教えが後に自分の身を滅ぼす事になってしまうのでした。
チョ・サンギ/ムイ役
引用元:公式サイト
護衛武士。
サチョンの手下です。
イ・ウォノの息子であるギョムがヨンでは無いかと疑い、ヨンを暗殺しようと追いかけています。
ヨンを暗殺する好機に恵まれるも、逆にヨンに命を助けられてしまった事で、ヨンを始末した事にし、暗殺は中断します。
刺客ではあれど、サチョンほど冷徹になりきれず、人の心を思いやる情を持ち合わせています。
チョ・ミンギ/イ・ウォノ役
ギョム(ヨン)の父。
仁祖(インジョ)王が王位に就く際の功臣でしたが、権力を嫌っており、隠居生活を送っていました。
権力を嫌っているため、権力を得るためには手段を選ばないという選択肢はなく、そう言ったことを嫌うタイプの性格です。
隠居生活を送っていたにも関わらず、謀反の罪を着せられ暗殺されることとなってしまうのでした。
イ・イルファ/ハン氏役
引用元:公式サイト
ギョム(ヨン)の母。
夫、イ・ウォノの死後、謀反者の家族として官婢となってしまう。
罪人として連れて行かれる途中、ギョムを見かけます。
サチョンらが、ギョムをウォノの息子だと疑っている事に気がついたハン氏は、親子でないフリをして、息子を助けようと必死になるのでした。
ムン・ジュン/デシク役
引用元:公式サイト
ヨンの友人。
戦争で父親が清に捕らえられてしまい、家族を失っていたところを、南門で居酒屋兼民宿を営むシムドクに拾われ、住み込みで働いています。
素直な性格なのか、どこか抜けているのか、ポロッと口にした頃が相手に疑念を持たせてしまうこともしばしばあります。
ヨンとは仲が良く、フンギョンと3人で良くつるんでいます。
何も知らないが故、イルジメに疑われたりして拷問なんて事になったりと、少しオトボケキャラな一面もあります。
キム・ヒョンソン/フンギョン役
引用元:公式サイト
靴屋を営むヨンの友人。
ヨンの親(セドル)と自身の親が親友であることから、ヨンとは家族ぐるみの付き合いをしています。
そのため、ヨン(ギョム)の過去を知っており、ヨンがギョムであることを疑っている人達にバレないよう、ヨンを(ギョム)を守ります。
ヨンやデシクと一緒にいない時は、一緒に店を切り盛りしている父親と一緒にいることが多いです。
ト・ギソク/ヒボン役
引用元:公式サイト
チンピラ集団ヒマ組のNO2。
格闘賭博や金貸しなど、南門市場を縄張りとしているチンピラ集団のNO.2です。
ケンカも弱く、ひ弱なヨンを相手にするどころか、鼻で笑っていましたが、次第にヨンの力強い協力者となります。
人捜しもできるため、ヨン(ギョム)の姉ヨニを捜しだし、2人を合わせようと段取りをしていましたが、あと一歩というところで再会させることができませんでした。
イ・ウォンジェ/チャン役
引用元:公式サイト
猟師。
元々は、補盗庁(ポドチョン)の捕校(ポギョ)で、ウォノの息子ギョムに恥をかかされた経験があることから、ギョムのことを知っていました。
そのため、ウォノが暗殺され謀反人の家族ギョムを見つけ、差出そうとしますが本人達が否定したため失敗します。
その後も、ヨンがギョムであることを疑い、ヨンを役人に突き出せばお金が入ってくると考えており、ヨンを良い金稼ぎの道具に使っていますが、残念な結果になる事が多いキャラクターです。
ソン・テヨン/イ・ヨニ役
引用元:公式サイト
ギョム(ヨン)の姉。
父の死後、官婢となり母や弟と行き別れてしまいます。
ある時、事件を起こしたとして捕盗庁から追われる身をなってしまいます。
シフに居場所を告発されてしまった事で、捕まってしまいますが、牢屋でたまたまギョム(ヨン)を見つけ、自身の弟である事を確信するのでした。
ギョムをおびき寄せるために、利用され、結局死罪となってしまいます。
ヤン・ジェソン/シム・ギウォン役
引用元:公式サイト
左議政(サウィジョン)。
ウォノと共に、仁祖(インジョ)王が王位に就くために尽力した功臣でです。
ウォノの死の真相を突き止めるため、ギョムを探します。
やっとギョムを見つけ話を聞こうとしますが、記憶を失っているヨンとは話が合わず、人違いだと一度は諦めます。
しかし、少しずつ記憶を取り戻し始めたヨン(ギョム)が自らを訪ねてきた事で、真実を話そうとしますが、ヨンが自分の元を訪れたタイミングで、謀反の罪に問われ捕われてしまうのでした。
一枝梅イルジメ全キャストと相関図まとめ
一枝梅〜イルジメは、自分の父親を暗殺した人物に復讐するために、一人で悪と闘うことを決めた青年を描いたヒューマンストーリーです。
父親の死の真相を追求すべく、イルジメとなって官吏の邸宅に忍び込みある物を捜し続けるヨンだけでなく、イルジメを目の敵にしているシフ(チャドル)やその周辺人物の人間模様が詳細に描かれています。
チャドル(シフ)の実の母親であるタンと育ての親セドルが、ヨンを息子として可愛がっている姿を見ているシフ(チャドル)の切ない様子も見所です。
このタン、セドル、シフ(チャドル)、ヨン(ギョム)の関係性は個人的には非常に好きです。
また、最初はひ弱だったヨンが、復讐のためにセドルやコンガルから教えを乞い、また盗んだ物を庶民の元へ届ける事で、庶民の英雄イルジメとなっていく成長過程も描かれており、それが韓国国内でどの世代からも支持された理由だと思います。
そして、一番の見所は本当に最終回の最後で、イルジメ(ヨン/ギョム)が父親を暗殺した人物にたどり着くも多くの護衛たちに囲まれたシーン以降です。
コンガル、シフ、サチョンそれぞれの行動に注目です!!
また、このドラマの挿入歌がストーリーを盛り上げているように感じましたが、実はこのドラマのサウンドトラックは数々の日本のドラマのサウンドトラックを手掛ける音楽プロデューサーの吉俣良さんが手掛けており、音楽にも注目して欲しいです。
そんな、ヒューマン時代劇一枝梅〜イルジメをぜひご覧ください。