王女未央ーBIOU-は中国の南北朝時代を舞台に描かれた中国時代劇です。
2016年に大ヒットとなった歴史ドラマで、再生回数が230億回という驚異的な数字を記録しています。
涼の国の王女として生まれた馮心児(ふんしんじ)は、天真爛漫な性格ではありますが、多くの人から愛され、幸せな日々をすごしていました。
また、軟禁されていた父河西王が自宅に戻り、念願の親子の再会を果たしました。
しかし、魏の国の陰謀により河西王が殺され、涼は一夜にして滅ぼされてしまいます。
逃げ延びた馮心児は、李未央という女性に助けられますが、李未央もまた命を狙われており命を落としてしまいます。
そして李未央が北魏の尚書府の妾の子であったことを知った馮心児は、家族と自分を助けてくれた李未央の復讐のために、李未央に成りすまし魏の宮廷に入りこむよう画策するのでした。
そんな馮心児・李未央には、「マイ・サンシャイン~何以笙簫默~」で最優秀女優賞を受賞した美人女優、ティファニー・タンが演じていきます。
また、未央に強く惹かれていく皇子拓跋濬(たくばつしゅん)には、「三国志~Three Kingdoms」のルオ・ジン、そしてもう一人未央に惹かれ強引にもわが物にしようとする拓跋余(たくばつよ)には「流星花園~花より男子」で台湾のアイドルF4としても有名なヴァネス・ウーが演じています。
未央とこの2名の皇子の三角関係も見どころの一つです。
そんなロマンス時代劇王女未央ーBIOUーの相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
王女未央BIOU全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
※画像をクリックすると大きくなります
引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
ティファニー・タン/李未央(りびおう)・馮心児(ふうしんじ)役
引用元:公式サイト
涼の王女。
涼の国の王女として生まれた馮心児(ふんしんじ)は、生まれてまもなく平城に軟禁された父に会わずに育ちますが、誰からも愛される女性へと成長していました。
そして、父が軟禁から解かれることとなり、親子の再会を果たし、さらに楽しい日々が過ごせると思った直後、父である河西王は命を狙われ、家族を一夜にして魏の国のものによって奪われてしまいます。
その窮地から1人逃げ延びたところを、李未央と言う女性に助けられるのでした。
しかし、ある理由から未央もまた殺されてしまったことで、馮心児は李未央として生きることを決意し、そして復讐のために魏の国の宮廷に行くことを決意するのでした。
馮心児が成り済ますことになった李未央は、魏の尚書である李蕭然(りしょうぜん)の妾の子であったため、馮心児同様命を狙われていました。
そのため、未央として李家に向かっている最中に火災に巻き込まれますが、偶然居合わせた拓跋濬(たくばつしゅん)に助けられます。
その時は、一瞬の出会いでしたが、李家に着いてもなお毒を盛られたり命の危険に晒されますが、その度に拓跋濬に出会い、命を救われるのでした。
拓跋濬に2度も命を救われた未央は、拓跋濬に惹かれ始めます。
しかし、拓跋濬が高陽王であり、憎き敵の孫であったことを知った未央は、戸惑いを隠せません。
そして、未央を拓跋濬を避けるようになり、拓跋濬から理由を聞かれても答えません。
しかし、未央の心はすでに拓跋濬しかありませんでした。
一方で、未央は拓跋余から自分に嫁いで欲しいと切望されます。
未央はモテモテですね。
未央はどんなにアプローチを受けても、優しくされても拓跋余に対して、心を開きません。
拓跋濬と同様、拓跋余もまた父の敵ですからね。
しかしその頑なな態度が、のちに拓跋余を刺激することとなってしまうのでした。
常に、叱雲柔から狙われ、その試練を乗り越え、また拓跋濬に助けられてきた未央は、拓跋濬に自分の秘密を打ち明けます。
そして2人はようやく、愛を確かめ合うことが出来たのでした。
しかし、幸せな時間って長く続かないのがドラマです。
嫉妬に燃える長楽と常茹の罠に嵌められたり、拓跋余の策略に翻弄されていくことになります。
どんなに自分の人生に壁があっても、自分の恋に弊害があっても信じていれば必ずかなうと思い続けることができる未央は、復讐を果たし、果幸せを手に入れることができるのでしょうか。
ルオ・ジン/拓跋濬(たくばつしゅん)役
引用元:公式サイト
高陽王。
太武帝の孫です。
偶然にも未央の命を2回も救ったことで、運命を感じ、未央に惹かれていきます。
未央に突き放されても、未央に愛情表現し、未央を守ろうとする心優しき青年です。
未央が妾の子である事を理由に、母親から反対されるも、未央への想いは揺らぎません。
しかし、未央がある事で処刑を言い渡されると、叔父である拓跋余(たくばつよ)に未央の処刑を免れるように頼むのでした。
そこで、拓跋余から未央を助ける代わりに、長楽を娶るように言われ、未央を守るために長楽を娶ってしまうのでした。
そして、未央への想いを封印するのですが、未央への想いはそう簡単に諦められるものではなかったのでした。
果たして、未央と無事結ばれることが出来たのでしょうか。
ヴァネス・ウー/拓跋余(たくばつよ)役
引用元:公式サイト
南安王。
拓跋濬の叔父でもあり、ライバルでもあります。
あまり感情を顔に出さず、虎視淡々と王座を狙っており、自分が欲しいと思ったものは手に入れなくては気が済まないタイプです。
未央に惚れ、自分の命をかけてでも守る価値のある女性は未央だけと言いますが、恋い焦がれているような表情はあまり出さないため、未央への愛がイマイチ伝わりません。
しかし、未央を陥れようとする人がいようものなら、激怒し容赦しないため、未央を本当に思っていることを感じさせます。
愛情をストレートに表現する拓跋濬と正反対で、愛情表現が不器用なところがあります。
しかし、最後の最後まで未央を諦められず、最終的に未央と取引してまでも自分のものにしようとするのでした。
チェン・ユーチー/拓跋迪(たくばつてき)役
引用元:公式サイト
太武帝の娘。
拓跋余、拓跋翰の妹であり皇女です。
皇女でありながら、未央に劣らぬ御転婆ぶりと勇ましさを持ち合わせています。
李敏徳に惚れ、敏徳に幾度となくアプローチします。
敏徳の心にあるのは未央であることに気がつきますが、未央の事も気に入っており未央に対する嫉妬心は持ち合わせていません。
皇女とは思えぬ破天荒ぶりが見所の人物でもあります。
リャン・ジェンルン/李敏徳(りびんとく)役
引用元:公式サイト
周雪梅の養子。
李家の養子として育ったため、李家の人間と対立しやすい生活をしていました。
しかし、未央が戻ってきた事で生活は一変します。
そして、未央に憧れ微かに恋心を抱き、未央を助けようと支えていました。
そんな想いは虚しく、未央と拓跋濬の関係を目の当たりにした敏徳はショックを受けます。
しかし、未央への憧れは消える事なく、最後まで未央の力となり、未央から頼られる存在へと成長していきます。
リー・シンアイ/李長楽(りちょうらく)役
引用元:公式サイト
李蕭然と叱雲柔の娘。
才女でありながら容姿も優れており、完璧な女性であると皆が口を揃えますが、一方で自分が一番でなければ気が済まないタイプの女性です。
母親が未央の排除するために必死になっているのを見て、何もかも自分の方が上なのになぜ未央にこだわるのかが理解できませんでした。
しかし、次第に未央を脅威に感じることとなるのでした。
拓跋濬に想いを寄せ、妃になることを夢に見ていますが、異母妹である未央が拓跋濬と仲が良いことに衝撃を受け、嫉妬に駆られます。
拓跋余の策略により、拓跋濬と婚姻関係を結ぶことが出来ますが、その結果さらに嫉妬心が増すこととなるのでした。
マオ・シャオトン/李常茹(りじょうじょ)役
引用元:公式サイト
李蕭然の弟の娘。
拓跋余に憧れ、想いを寄せています。
未央が李家に来るまで、肩身の狭い想いをしてい常茹は、未央がやってくると未央を歓迎し話し相手になったりしていました。
しかし、ある時、想いを寄せる拓跋余が未央に求婚しているところを目撃してしまいショックを受けます。
さらには、拓跋余が自分を欺いていたことに気が付くと、そうさせたのは未央のせいだと思いこみ、常茹もまた未央を陥れようと画策します。
仲良しだったのに、愛する男性を手に入れるため、腹黒い一面があらわになります。
しかし、未央を窮地に追い込もうとすればするほど、拓跋余は未央を助けようとするので、最終的に常茹は自分で自分の首を締める展開となってしまうのでした。
リリー・ティエン/叱雲柔(しつうんじゅ)役
引用元:公式サイト
李蕭然の妻。
娘長楽の地位を脅かす存在だと認識する未央を排除しようと、幾度となく罠に嵌めようとします。
そして未央の事を疫病神であると、道士に言わせ、未央を追い込んでいきます。
また自分達の地位が脅かされないよう、未央だけでなく李家の他の人間までも攻撃します。
長楽と息子の李敏峰と3人で画策して、他の人間を陥れていくのでした。
?/李敏峰(りびんほう)
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
李蕭然と叱雲柔の息子。
母と妹の長楽と共に、未央を排除するために行動しています。
未央を排除するために、未央の策を盗んで美味しい思いをしようとするも、長楽と共に返り討ちに合うなど、父親からの信頼を少しずつ失っていきます。
事どとく未央に反撃されるため、未央の侍女に色目を使い、未央の情報を引出すことに成功しますが、侍女との関係がバレさらに李家の評判を落とすことになってしまうのでした。
そのことで、都から追放されてしまいますが、移送途中で命を落としてしまうのでした。
タン・カイ/涼王(りょうおう)役
引用元:公式サイト
河西王。
馮心児の父親で、娘が生まれてすぐに民を守るため魏に服従することを決意し、自身は平城に軟禁されてしまいます。
時が経ち、ようやく自宅に戻流ことが出来、立派に成長した娘と母親と再会を果たします。
しかし喜びも束の間、敏峰に裏切られ、宴の最中に命を奪われてしまうのでした。
民のために、国王という地位をすて魏に服従したにも関わらず、民にはその事実が伝わることなく人生を終えてしまうのでした。
ワン・イェンチー/君桃(くんとう)役
引用元:公式サイト
馮心児(ふうしんじ)の護衛。
馮心児の護衛で、常に行動を共にしていました。
しかし、魏の国からの襲撃により未央と行き別れてしまいます。
そして、その襲撃の際に未央を守るため、父と共におとりとなり、自身も父親を失ってしまうのでした。
この時、逃げ切ることが出来た君桃は、ある時復讐のため敏峰の屋敷に忍びこむのでした。
そうして、君桃は未央として生きていた馮心児と再会するのでした。
果たして、君桃は父の無念をはらすことが出来たのでしょうか、そして未央を守ることが出来たのでしょうか。
ジン・ハン/叱雲南(しつうんなん)役
引用元:公式サイト
魏の将軍。
涼を完全に滅ぼすため敏峰と共に計画をたて、涼の残党を排除する行動にでます。
そして、河西王を手に掛けるのでした。
さらには、一族を排除するために未央の命をも狙うのでした。
叱雲南は、拓跋余の元で動いている人間でしたが、拓跋濬に追い込まれるとものの見事に拓跋余から切り捨てられるのでした。
チャン・ティエンヤン/拓跋翰(たくばつかん)役
引用元:公式サイト
東平王。
拓跋濬の伯父であり、拓跋余とは兄弟関係にあります。
拓跋濬と拓跋余が未央を巡り、そして次期王座を巡って対立していく中、どうしてもかやの外になりがちな立ち位置の存在です。
また、長楽に惚れており、長楽を娶りたいと夢を膨らませます。
しかし、長楽の事も、その他の事も自分の力ではどうにもならず、拓跋余を頼ってしまった事で、拓跋余に利用されていくこととなります。
カンディー・ラウ/拓跋燾(たくばつとう)役
引用元:公式サイト
太武帝。
拓跋濬の祖父であり、拓跋余、拓跋翰、拓跋迪の父親です。
後継には、孫である拓跋濬を考えていました。
拓跋濬と未央の婚姻には反対で、認めていませんでしたが、未央の才覚には一目を置いている存在でもありました。
孫を次期王座に考えていいたため、息子である拓跋余策略でから命を落とすことになりますが、次期王には代々伝えられていた秘密があり、その秘密を未央に託すのでした。
許榕真/太子妃役
引用元:公式サイト
拓跋濬の母。
息子の拓跋濬には、才女であり容姿淡麗な令嬢に嫁いで来て欲しいと願っています。
そして、李長楽のことを気に入り、長楽を嫁にしたいと願います。
一方、未央は忌まわしい女の娘という認識をしていたため、未央しか頭に無い息子を心配するのでした。
そして、息子と未央を離れさせようと画策するのでした。
しかし、最終的には愛する我が子の幸せの願います。
?/李常喜(りじょうき)役
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
李常茹(りじょうじょ)の妹。
常茹の妹ではありますが、従姉妹の長楽のそばにいることで自分も優位な立場にあると勘違いするタイプです。
そのため、身分の低い母親の娘である未央が李家に戻ると、未央を見下す態度をとるのでした。
どうも、どの人間と一緒にいたら自分が優位になるのかを判断し、一緒にいる人を決めるタイプで、未央の助言により傷が治ったことや、未央が活躍して地位を得ると、未央への態度も変化していく、ゲンキンな性格です。
?/李蕭然(りしょうぜん)役
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
魏の尚書。
正室との間に授かった長楽が、美しくそれでいて教養もある女性に育った事で多いに期待をかけています。
そのため、未央が長楽たちに陥れられても必ず長楽の言う事を信じ、未央に聞く耳を持ちません。
しかし、聡明であり的確な発言をしていく未央の事を徐々に信じ、頼るようになり、最終的には李家を守るために長楽や敏峰に対しても厳しい決断をしていくことになります。
?/温儀(おんぎ)役
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
李家の次男の妻。
常茹と常喜の母親でもあります。
娘たちが良家に嫁ぐ事を密かに願っていますが、叱雲柔に逆らっても良いことがないため控えめな態度でいることが多い人物です。
そのため、未央が李家に戻ってきても、叱雲柔の影響で未央を毛嫌いしますが、娘の常喜の怪我が良くならない理由を未央に指摘されたことで、娘を狙われたと言うことに気が付くのでした。
そして、そのことで未央に対する態度も変化していきますが、あからさまにはその態度をださす、気に掛けると行った程度に止まります。
?/周雪梅(しゅうせつばい)役
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
李家の三男の妻。
養子として育てる息子の李敏徳を溺愛し、そして心配しています。
敏徳が未央と会った事で、息子の変化に気がつき、その変化を嬉しく思ってい周雪梅は未央に優しく接します。
また、未央が自分に対しても息子に対しても、真心で接してくれる様子を感じ未央のことを信じている人物でもあります。
?/七姨娘(しちいじょう)役
引用元:公式サイト
※役者名分かり次第追記します
李未央の実母。
足湯係の立場でありながら、李蕭然との間に未央を身篭流のでした。
そのことで、正室である叱雲柔から虐げられ、未央と引き離されて生活する上に、南苑という場所で半ば軟禁状態で生活していました。
しかし、未央が李家に戻り、県主という地位を授かる働きをしたことで自身にも品位を与えられ、地位をえることが出来たのでした。
しかし、今の未央が実の娘ではなく、娘になり変わって復讐をはたそうとしている馮心児であることを、本人から聞かされます。
当然本物の未央の死を悲しみますが、娘のために戦ってくれている未央(馮心児)に感謝し受け入れるのでした。
王女未央ーBIOUー全キャストと相関図まとめ
王女未央ーBIOUーは権力争いが激しい歴史ドラマというよりは、愛と嫉妬にまみれたラブロマンス感が強い歴史ドラマという印象です。
しかし、その嫉妬によって未央を陥れようとする内容がドロドロすぎで恐ろしいです。
日本にもドロドロな歴史ドラマ、“大奥”のような感じです。
何よりも特徴的なのは恋の一方通行です。
この中で両思いなのは未央と拓跋濬だけで、その他の登場人つはそれぞれに想いを寄せ、嫉妬に駆られていくので、つくづく女の嫉妬は怖いと思いました。
そんな怖い嫉妬の中でも、未央と拓跋濬のラブラブなシーンは見ていて微笑ましく、お互いを思い合っている様子が伝わります。
それもそのはず、このドラマがきっかけで未央を演じるティファニー・タンと拓跋濬演じるルオ・ジンは現実でも恋人関係となり、結婚しています。
また、未央と拓跋濬が結ばれて欲しいと視聴者に思わせるポイントの一つとして、拓跋余の存在は非常に大きいです。
未央を自分のものにするため未央に優しく接しても、何か裏があるのではないかと思わせるところがあるため未央に相手にされず、とことん悪役となっています。
でも本当に心から未央を愛していたのではないかなーと思わせるところが、悪役なのに魅力的にに感じるので、とても良いスパイスになっていると思います。
さてそんな愛憎渦めく宮廷ドラマ、王女未央ーBIOUーをぜひご覧ください!