もし、余命僅かと言われたら…そして、そんな時、過去に戻れるタイムマシーンを手に入れたら…あなたはどう使いますか?
このドラマの主人公は、余命僅かと診断された後、偶然手に入れたタイムマシーン「9本のお香」を利用して、一家離散の原因となった父親の病院火災死亡事故の真相を掴むために過去に戻って奮闘する男性を描きます。
過去に戻って真実を知ろうとするソヌを演技派俳優イ・ジヌクが、過去を変えられたことによってソヌを愛することができない関係になるヒロインを元イ・ドンゴンの妻チョ・ユニが演じます。
お香が燃え尽きるまで30分間で戻らなければならない緊迫感満載のタイムスリップと、過去を変えたことによって最愛の人を愛せなくなったもどかしさ満載のドキドキが止まらないナイン~9回の時間旅行~の相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
ナイン9回の時間旅行キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
イ・ジヌク/パク・ソヌ役
CBM報道局の記者でニュースキャスターのパク・ソヌ。
ゴールデンタイムのニュースアンカーを務めるソヌは、ある日ネパールに飛びます。
飛行機でネパールに着いたソヌを迎えに来たのは、同じ会社で働いている後輩チュ・ミニョン。
ソヌを見つけて無邪気に手を振るミニョンに、ソヌはいきなりキスしてプロポーズをします…実はこの時点では二人は付き合っていなくて、ミニョンの片想いだったりします。
唐突過ぎてキョトンとしてしまったミニョンに、ソヌは6か月だけ結婚して別れようと、謎の期限つきのプロポーズをしたわけですが…。
ミニョンには言いませんでしたが、ソヌは脳腫瘍で余命が6か月だったんです。
残された6か月でやっておきたいことを考えたソヌ。
ひとつは後輩のミニョンを愛すること、もうひとつは父親が死んだ病院火災を起こして病院を奪った宿敵チェ・ジンチョルの罪を暴くこと、このふたつに残り少ない人生を賭けることに決めました。
ソヌが遠いネパールにわざわざ来たのは、ミニョンにプロポーズするためだけではなく、行方不明だった兄の遺体が見つかったと言う知らせを受けたからでした。
山で遭難して亡くなった兄の確認に警察に向かったソヌ。
状態が状態だけに身元が分からずなかなか連絡が取れなかった、たまたま韓国人の警察官がソヌの写真を見つけて連絡できたとのこと…。
警察から受け取った数少ない兄の遺品にはソヌの写真と、死ぬときに手に握っていたお香。
そのお香に火をつけてもたソヌ…お香を焚くと過去に戻れることに気が付きます。
兄が持っていたお香は、タイムマシーンだったのです。
最後に会った時の兄の言葉を思い返すと、自分たちが幸せだった頃、父親が生きていて楽しく暮らしていたあの頃に戻りたい…。
ソヌは過去に戻ってチェ・ジンチョルが父親を殺す前に止めようと計画します。
しかし、未来の自分が過去の家族に会っても、不審者でしかありません。
過去の自分に未来の自分を信じさせるため手を尽くしますが、なかなか受け入れてもらえず思う様にはいきません。
と、9本のお香を使って過去と現在を行き来しながら、幸せだった家族に戻れるように兄が放浪する原因になった過去の恋人と結婚させますが、それが原因でミニョンが姪になってしまったり。
病院火災の前に父親が殺されていて、その犯人が思いもしなかった人物だったり…と、一筋縄ではいかないこのお話。
ソヌはついに9本のお香を最後の1本まで使って、みんなが幸せになれるように、過去を変え続けます。
お香が燃え尽きるまでが過去に居られる時間だったり、ソヌの存在に気が付いた過去のジンチョルに殺されそうになったりと、ドキドキハラハラが止まらない!
そして、どこをどう変えて、最終的にどうなるのかがなる読めなくて、最終回まで本当にハラハラさせるソヌです。
パク・ヒョンシク/パク・ソヌ(高校時代)役
高校生時代のソヌは、大きな病院を持つ父親と、上品な母親、頼りになるお兄さんとの4人暮らし。
お金持ちなので、大きなお屋敷に住んで、親友のヨンフンといつも一緒で楽しい高校生活を満喫していました。
いずれは大病院を継ぐ身のソヌ。
なぜか父親は兄よりもソヌに病院を継がせようとしているようです。
そんなソヌの元に、失くしたポケベルを持っているという知らない男性から電話がかかってきます。
俺はお前だからという奇妙なことを言い続けて、たびたび現れては消える男性。
現代のソヌなのですが、どうも気味が悪くて納得がいかない過去のソヌ。
用心深いのはいいことでが、用心深いにもほどがある!
ここのくだりが見ているこっちはもどかしくて、もどかしくて…ハラハラさせる要因のひとつが、この高校生時代のソヌでした。
チョ・ユニ/チュ・ミニョン役
MBCの記者でソヌの後輩のミニョンは、ネパールに特派員として少しの間赴任しています。
明るくて天真爛漫なミニョンは、男性だらけの職場で女の子扱いされることなく毎日働いています。
ある日、先輩記者のソヌがネパールに来ます。
空港まで迎えに行き、到着したソヌに車から身を乗り出して手を振ります。
ミニョンを見つけて駆け寄ってきたソヌは、いきなりキスとプロポーズというサプライズを受けます。
ずっとソヌ片想いをしていたミニョンはプロポーズに喜びますが、なぜ期限付きなのかが引っかかると同時に、ソヌの体調が悪そうなことに薄々気が付いて、ソヌの友人で医師のヨンフンから病気のことを聞き出しショックを受けます。
せめて最期の6か月だけでもミニョンを愛したいと思うソヌの気持ちを知って、ミニョンも6か月の結婚を受け入れます。
幸せになれる…と思ったのもつかの間。
お香によって過去に戻ったソヌが、兄の恋人を引き留めたことから、ミニョンは兄の義理の娘になってしまいソヌとは姪と叔父の関係になってしまいます。
実はミニョンの実父は、若くして交通事故で他界していて、その後ソヌの兄とミニョンの母が結婚寸前まで行きますが、結婚できず渡米、アメリカで再婚をして現在のミニョンが居るわけで…良かれと思って取ったソヌの行動は、ふたりにとんでもない不具合をもたらしたんです。
お香に翻弄されるミニョン、どうやってソヌと恋人に戻るのか…見どころです。
チョン・ノミン/パク・チョンウ役
ソヌの兄のチョンウは、少し精神不安定気味で韓国に時々帰って来て、ソヌにお金をもらってはどこかしらへ消えていく…そんな生活をしています。
長男がこんな調子なので、施設に入っている母の面倒をみているのも、昔から住んでいた大きな家を維持しているのもソヌなので、なんだか情けない長男です。
ソヌが呼び出されたネパールの山中で遭難して絶命したチョンウ、その後川に流されて地元民に発見された際しっかりと手に握っていたお香が、このドラマのネックとなるタイムマシーンなのですが、どうして死の間際にそんなものを大事そうに握っていたのか…。
そんな死に方をしたチョンウを救おうと、ソヌは過去に戻って奮闘します。
一家離散の原因となった火事が起きたころから少し態度がおかしかったチョンウですが、当時高校生だったソヌは、兄の異変にはまったく気が付いていなくて、事故がショックでこんな暮らしをしているものと思っていますが、実はそうではない…意外な結果が待っていて、びっくりしますよ。
元々気弱で、後悔に後悔を重ねたあげく、世捨て人になってしまったチョンウです。
ソ・ウジン/パク・チョンウ(青年時代)役
ソヌの兄でミョンセ病院院長パク・チョンスの長男。
ソヌがタイムスリップする1992年では、大学病院の研修医をしています。
そのまま医者になって父親の病院を継ぐ、そんな将来を描いていましたが、好きになった人が、夫を亡くして子持ちだということで、父親は大反対していて顔を合わせる度に失望したような目で見られます。
そして、彼女と別れる決心をしますが、父親がチョンウに冷たい態度をとるのは他にも原因があるようで…。
ソヌが過去に戻ることで、この闇の部分が判明します。
まさかの展開、注目すべき過去のチョンウです。
イ・スンジュン/ハン・ヨンフン役
高校時代からソヌの親友で、現在神経外科医のヨンフン。
ずっと一緒にすごしてきたソヌの病気を発見したのもこのヨンフンです。
ヨンフンは結婚して子供もいるのですが、もしかすると家族とソヌどっちを取る?と聞かれたら「ソヌ!」と即答しそうな勢いでソヌを愛する(BLではなく人間愛ですのでご注意!)親友です。
ソヌが積極的に治療しないことに悩み、ソヌとミニョンの関係に気を遣いと、とてもハードなのですが、いつもどんな時もソヌの力になってくれる兄弟よりも夫婦よりもありがたい存在です。
イ・イギョン/ハン・ヨンフン(高校時代)役
現在も親友のソンフンは、高校時代からソヌといつも一緒です。
度々不思議なことが起こって戸惑うソヌですが、ソンフンはソヌの話を嘘だとか妄想だとか思わずに信じてくれます。
そのためソヌには家族に話せない大事なことも話せるとても良い親友。
ソヌほどイケメンではなく、ソヌほど頭が良いわけではありませんが、そんなところがソンフンの良いところ。
大事な場面で「グッジョブ!」と言いたくなるほど良い仕事をするので、本編で確認していみてください。
余談ですが、高校時代を演じたイ・イギョンくんと現在を演じたイ・スンジュンさん。
そっくりすぎて良い!
苗字も同じだし一瞬息子かな?と思いましたが、スンジュンさんは2012年に結婚しているので、こんな大きな子供いるわけないね…でした~。
チョン・グックァン/パク・チョンス役
ソヌの父で亡くなる前はミョンセ病院の院長をしていました。
忙しく働いていたので、家族にはあまり会えない生活でしたが、ソヌには優しかったお父さん。
突然の火事で亡くなっています。
あまりにも不審な火災、夜ひとりで病院に居た時に起きたことなど明らかに普通の火事ではないようですが、警察はあまり調べず事故と判定して病院は当時副院長だったチェ・ジョンチルの物になってパク家は崩壊してしまいます。
話が進むうちにやはり家事は失火ではなかったことがわかりますが、めちゃくちゃ厳格でワンマンな父親なので、こんな事件が起きたんだ…と、言えなくもない…かもしれません。
キム・ヒリョン/ソン・ミョンヒ役
ソヌの母親です。
夫が家事で亡くなってからは、何もしゃべらずほとんど動かず車いす生活のため介護施設に入っています。
元気な頃のお母さんは、おでかけの時の姿はオードリー・ヘプバーンのようなビジュアルで清楚で控えめで、いかにも院長婦人といった感じでした。
現代では施設で車いすに乗っていて、表情も変わらずまるで廃人の様なのですが、毎日息子の出るニュース番組の時だけは、テレビの前で見守る無意識でもソヌを想っているお母さん。
しかし、ソヌが真相を追求するうち、お母さんも病院火災に関わっていたという事実が判明してしまいます。
カ・ドゥッキ/キム・ユジン役
チョンウの妻でミニョンの母です。
現代ではミニョンの実の父親とはミニョンが小さいころ交通事故で死別。
亡夫の後輩だったソヌの兄チョンウと再婚することになりますが、チョンウの父親に大反対されてチョンウは身を引き棄てられます。
不幸続きの人生に耐えかねて突如アメリカに渡り、その後ミニョンの義父となる韓国人弁護士と再婚して幸せに暮らします。
チョンウが死ぬ間際まで握っていたお香で過去に戻ったソヌの活躍でチョンウと結婚するのですが、そのことによってミニョンが姪になってしまうという不具合が起きてしまいます。
チョ・ミナ/ユン・シア役
ユン・シアという名前ですが、改名前の小さなミニョンです。
チョンウの裏切りで自殺を図った母親を抱え、突然アメリカに移住を決めて連れていかれ…と、波乱万丈な母親を持って少女時代はかなり苦労していました。
時間を越えて来たソヌに何度も会って、最後には…。
ソヌとシアの最後の場面は号泣ものですので、泣き覚悟で視聴してくださいね。
チョン・ドンファン/チェ・ジンチョル役
ソヌの父親の火事騒動後、学生だった息子たちを差し置いて院長に収まった、現ミョンセ病院グループの会長です。
父親が亡くなった怪しい火事の原因はこのジンチョルの仕業だと確信しているソヌは、事件の再捜査を狙って、生放送のニュース番組でジンチョルの病院や研究にまつわる不正を暴きます。
とたんに世間は大騒ぎになり、ジンチョルはソヌを目障りだと思い、排除しようと仕掛けてきます。
韓国で大物=不正で成り上がるというイメージをそのまま現実化したような人物です。
過去のジンチョルはミョンセ病院の副院長。
院長には頭が上がらないうえに、実はソヌの母親ミョンヒの元恋人。
つまり仕事も恋もソヌの父親チョンスにはひとつもかなっていないということです。
チョンスに反対されて思う様に結婚できないチョンウ…。
その理由はジンチョルと関係があることで、チョンウの弱みを握ってチョンス殺害に一躍買います。
ナイン9回の時間旅行全キャストと相関図まとめ
現代2012年と過去1992年を行ったり来たりするタイムスリップを繰り返しながら、自分たちが幸せだった頃に戻ろうとする余命短い主人公のソヌ。
これだけでもすでに情報満載なのですが、『ナイン~9回の時間旅行~』はお香が燃え尽きるまでの30分しか過去に居れないし、お香は9本だけというタイムリミット付きなので、過去でちゃんとやれるか、無事に戻ってこられるのかとドキドキのスリルが止まりません。
しかも、過去を変えたせいで恋人と別れないといけなくなったり、結果的に真実を知らなかったほうがよかったんじゃない?と思える展開も…。
8年の時を越えて探る事件の真相、本格的なサスペンス要素もあって休む暇がなくドキドキさせられるので退屈なんかありえない!
おもしろいドラマを探している人におすすめです。