赤い月青い太陽は、児童虐待やDV(家庭内暴力)を題材にした社会的ヒューマンスリラーです。
この作品で2018年MBC演技大賞最優秀演技賞を獲得したキム・ソナが、第二子を妊娠中に事故を起こしてしまったことをきっかけに謎の少女が見えるようになり、それ以降次々と起こる殺人事件に巻き込まれてしまうチャ・ウギョンを圧倒的な演技力で熱演します。
そして、息子を虐待死させたパク・ジヘが刑期を終え出所した数日後に焼死体で発見された事件を担当する刑事カン・ジホンをイ・イギョンが演じました。
また、ウギョンが勤めるハンウルセンターの用務員で、ミステリアスな存在であるイ・ウンホをアイドルグループVIXXのエン(チャ・ハギョン)が演じています。
このドラマは、次々と起こる事件に残された詩(ポエム)と、虐待を受けている児童の存在が、一連の事件の解決へと導いていくことになります。
非常にセンシティブな内容を取り上げており殺人事件の内容も重い内容ではありますが、キム・ソナの圧倒的な演技により、ついつい見入ってしまいます。
そして次から次へと起こる展開の早さと、ウギョンの身に起きていた衝撃の過去が発覚する展開は圧倒されてしまいます。
嵐のような展開を繰り広げる赤い月、青い太陽の相関図から全キャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
赤い月青い太陽全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
※画像をクリックすると大きくなります

引用:公式サイトから翻訳
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
キム・ソナ/チャ・ウギョン役

引用:公式サイト
ハンウルセンター児童相談課相談員。
児童相談員として働くウギョンは第二子の出産を控え、夫であるミンソクと娘のウンソと絵に書いたような幸せな暮らしをしていました。
カウンセリングを終え帰宅している途中、自動車専用道路に突然飛び出してきた子どもをひいてしまい、その子どもが亡くなってしまうと言う事故を起こしてしまいます。
自分に娘がいること、そして職業柄子どもを死なせてしまったことにショックを受けました。
自動車専用道路に飛び出してきたこと、さらにはその子の親が名乗り出てこなかったことを理由に不起訴となりますが自分の犯した罪に納得が行きません。
しばらく母親に預けていた娘のウンソを迎えに行こうと言うミンソクの提案に、取り乱してしまいます。

今回の事故は君は悪くないと言うミンソクに、子どもを殺した手で娘を育てられないと泣き叫びます。
その場はなんとか落ち着いたウギョンですが、その子のためにも自身で引き取ることを決めるのでした。
そして、生前の様子を少しでも知りたいとその子の遺品を受け取ると、その靴の中に隠されていた絵を見つけ、さらには“麦畑に月が浮かんだら”と言う詩集の一部が書かれていることに気がつき衝撃を受けます。
そしてその絵の中に小さな女の子が描かれていることを知ったウギョンは、事故以来自分にしか見えない緑のワンピースを来た女の子がその妹ではないかと考え助けようと情報を得るために奔走します。

ウギョンは事故を起こした当初この女の子が突然現れ、この女の子をひいたと思っていました。
しかし実際は男の子だったことに衝撃を受けるウジョンでしたが、この女の子が現れることに意味があると考えるようになります。
ある時ウギョンは緑のワンピースの女の子が職場の天井を指をさすので、そこを見たら大量の水が降ってくると言う夢を見ました。
その天井は以前から雨漏りしていたのですぐに直してもらうのですが、気になり天井の上と思われる倉庫に行くと、そこには白骨化した女性の遺体を発見してしまうのでした。
事件に関わったことで、この女性には子どもがいたのではないかと疑いますが、ジホンから元夫の証言で他に家族がいないと聞いたウギョンは府に落ちず、この女性の元夫を訪ねます。

しかし勝手にこの元夫の家を捜索しようとしたのが見つかり、警察に連行されてしまうのでした。
実際はハナと言う女の子がおり、虐待を受けていた疑惑を持ちます。
証拠がないため父親の元に戻されることになるハナを守ろうと、ジホンと共に奔走しますが、この父親もまた何者かによって殺されてしまいます。
虐待をしていた者たちが次々と殺されており、その事件に関わっていくうちにある人物がは関わっているのではないかと感じていました。
ある時、ハンウルセンターの初代院長の元を訪れたウギョンは、その人物と出くわすことになります。

しかし、初代院長はその人物の手によって殺されてしまっていたのです。
ウギョンは銃口を向けられ、ある場所まで連れて行かれます。
同じくその人物を疑っていたジホンによって、ウギョンは助けられ一連の事件は解決したかのように思われますが、まだそれは解決ではありませんでした。
そして、事故以降ウギョンに見えていた緑のワンピースの女の子の存在も次第に明らかになっていきます。
また、7歳以前の自分の記憶がなかったウギョンの衝撃の過去が明らかになるのでした。
イ・イギョン/カン・ジホン役

引用:公式サイト
刑事。
疑念を抱いたことには真っ直ぐに突き進む、熱い刑事です。
ある時、虐待致死容疑で実刑判決を受けていたパク・ジヘが焼死体となって発見される事件が発生し、それをきっかけにジホンはウギョンと関わっていくことになります。
そんなジホンとは事件とは別に、ウギョンが旦那の不倫現場を目撃し大暴れしているところに居合わせ、それを静止するという出来事が怒ります。
自分で運転して帰ろうとするウギョンの不安定さを心配したジホンは、運転を変わりウギョンを自宅まで送っていくのでした。

刑事だからした行動のようですが、今後2人が大きく関わっていくことを予感させる一幕でした。
しかしこの時ウギョンの旦那の浮気相手は自分の元恋人である事実を見ていたので、ジホン自身も複雑な気持ちだったと思います。
そしてジホンはパク・ジヘ事件以降、次々と起こる凄惨な事件を担当することになるのでした。
ある時ハンウルセンター倉庫で遺体が発見され、第一発見者のところに向かうと、そこにはウギョンの姿がありました。

なぜ倉庫にいたのかウギョンに尋ねますが、ウギョンからは現場にまた詩が書いてあり、一連の事件は関係性があるのではないかと指摘されます。
そして、それは否定しました。
ですがウギョンから一連の事件には詩以外に虐待された子どもが必ずいるから今回も子どもが絶対にいると言われるのでした。
検視の結果その女性にも出産経験があると知ったジホンは、この事件以降何かとウギョンと協力して捜査をしていくことになります。
事件を追うことで、ジホン自身も危険に晒されることになりますが、果たしてジホンは犯人を無事逮捕することが出来るのでしょうか。
ナム・ギュリ/チョン・スヨン役

引用:公式サイト
刑事。
ジホンが配属する課に新任で配属されてきます。
初日に捜査に合流しますが、容疑者に刺さっている包丁に手をかけた時にジホンがタイミング良く来たことで犯人扱いをされてしまいます。
口数が少なくクールな表情を見せますが、観察力と洞察力に優れており、的確な捜査を行いますが、時々暴力的な一面を見せます。
たびたび事件に浮上してくるウギョンを疑いつつも、一緒に事件を解決していくことになります。
クールな一面がありつつも、スヨン自身にも過去の傷を抱えていました。
チャ・ハギョン(VIXX)/イ・ウンホ役

引用:公式サイト
ハンウルセンター用務員。
物静かですが、謎めいた存在です。
ウギョンの娘ウンソが姿を消した時、ウンホがウンソと遊んでいたことがありました。
子どもには優しく人気があります。
何かと事件に関わり、何度か犯人と疑われることがありますが逮捕はされません。
ウンホにもまた、思い出したくない辛い過去があったことが判明するのでした。
パク・スヨン/ホン・ギテ役

引用:公式サイト
刑事。
ジホンの上司であり、チーム長です。
自殺で処理しようとしている事件を他殺かもしれないと捜査を長引かせるジホンに手を焼いています。
ジホンが暴走しないよう、ジホンに情報などの報告をしないようスヨンに指示するなど、ジホンを心配していたりもします。
ヨン・ジェヒョン/クォン・チャヌク役

引用:公式サイト
警察官。
情報課に属する警察官で、今回の一連の事件でジホンやスヨンを情報において協力していきます。
真実を追求するのに一直線なジホンに振り回されている感じがしますが、スピーディかつ的確な情報を入手する実力の持ち主です。
ジホンの言う通り情報捜査を行いますが、ジホンが得た肝心の情報は共有してもらえないと言う可哀想な感じの役でもあります。
キム・ヨンジェ/キム・ミンソク役

引用:公式サイト
IT会社副代表。
事故を起こしてしまった妻を気遣い、娘もとても可愛がり家庭では素敵な旦那様でした。
しかし事故を起こしたことがきっかけでウギョンの様子が変わってしまった頃から、妻への態度が変わってしまいます。
ヨンジュと会っている現場にウギョンが現れても、ヨンジュを守ろうとしていました。
ウギョンに申し訳ないと言う気持ちはありつつも、妻の元に戻ることがありませんでした。
チュ・イェリム/キム・ウンソ役

引用:公式サイト
ウギョンの娘。
ウギョンとミンソクの間に生まれた娘で、とても可愛く愛嬌があります。
両親にとても愛されていますが、いつしかミンソクが自宅に帰って来なくなったことを非常に悲しがります。
離婚の事を知らないため、ウギョンを困らせることもしばしばありました。
ハ・ウンス/イ・ヨンジュ役

引用:公式サイト
ミンソクの恋人。
ミンソクの会社で働いており、密かに妻のことで悩んでいるミンソクをそっと慰めます。
ジホンには、あなたは自分が愛されることを望んでいるだけ、私だって誰かに愛されたいと言っていました。
だからこそ、優しいミンソクに惚れたのかもしれません。
ナ・ヨンヒ/ホ・ジンオク役

引用:公式サイト
ウギョンの継母。
植物状態になったセギョンの世話をしていますが、セギョンがまだ健康な時はセギョンから嫌がられる存在でした。
継母ではあれど、ウギョンとセギョンを一生懸命育ててきたと自負しています。
話の後半で病気であることが発覚しますが、ジンオクにとって死んでも隠したい、おぞましい過去があったのでした。
オ・へウォン/チャ・セギョン役

引用:公式サイト
ウギョンの妹。
10年ほど外国で生活していた中2年前に帰国しますが、事故がきっかけで植物状態の寝たきりの生活を送っています。
しかし、ある時突然目を開けるのでした。
喋ることはありませんでしたが、段々と言葉を発するようになります。
チュ・ソクテ/ユン・テジュ役

引用:公式サイト
精神科医。
ウギョンの大学の時の先輩でもあり、ウギョンのカウンセリングをしています。
ウギョンが自分の過去を思い出そうとするのを催眠療法によって引出そうと協力したりします。
また、ウギョンがウンホに銃口を突きつけられて行った海のことを気に掛ける様子を見せており、後半には何か事件に関わっているのでは?と思わせる行動を見せます。
キム・ボプレ/ソン・ホミン役

引用:公式サイト
ハンウルセンター院長。
ウギョンやウンホが働く、ハンウルセンターの院長で、ジェハクの息子です。
初代院長の息子であるため後を継いで院長となりますが、虐待されている子どもたちのことなど、考えている様子は全く見られませんでした。
周りには良い顔をしていますが、カッとなったら暴力を振るという一面を持ち合わせていることが発覚します。
ムン・チャンギル/ソン・ジェハク役

ハンウルセンター初代院長。
ハンウルセンターの現院長の息子であり、ウンホの恩人でもあります。
持病により車椅子生活をしています。
優しく人当たりの良い性格のように見えますが、ホミンやウンホには暴力によって言うことを聞かせてきた過去があり、特に息子からは恐れられる存在でした。
赤い月青い太陽全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
赤い月青い太陽は、児童虐待というテーマを扱っているドラマです。
凄惨な殺人事件が発生していく中で、被害者によって虐待されていた子どもがいたという事実が浮上してきます。
このドラマは、その事件に関わることになったウギョンと、事件の担当刑事が事件解決のために奔走していくというドラマです。
また主人公のウギョンにしか見えない緑のワンピースの女の子の存在がキーポイントとなってきます。
ウギョンの過去に何があったのか、最終回まで見逃せない展開ですよ。
また、このドラマで様々な精神状況を演じたキム・ソナの演技は見所でもありますが、その他に虐待されていた子どもを演じた子役の子達の演技にも注目です。
健気で可愛さを持つ一面、何か闇を抱えてそうに見える演技はどの子役も名演技だと思いました。
虐待していた親に対する罰のように起きていく殺人は、消して許されることではありませんが考えさせられる作品でした。
そんな社会派ヒューマンドラマ、赤い月青い太陽をぜひご覧ください。