裕福な家庭に生まれた仲の良い兄妹、ジュンソとウンソは、毎日自転車で一緒に学校に通います。
ある日の帰り道、先に行ってしまったジュンソを追いかけたウンソは交通事故に遭ってしまいます。
ウンソはすぐさま病院に運ばれましたが意識が戻らず、万が一の場合は手術や輸血の可能性もあると医師に言われ、両親は自分たちの血を使って欲しいと名乗り出ます。
しかし医師は、血液型が違うと輸血はできませんと言います。
両親ともにO型なのに、ウンソはB型だと聞いて首をひねる両親…両親がO型なら、子供もO型しかありえないのに…。
それが元になって、娘が産婦人科で取り違えられていたことが判明し、子供たちは本当の親の元に戻ることになりますが…。
「冬のソナタ」「夏の香り」「春のワルツ」とともにユン・ソクホ監督の四季シリーズのひとつの「秋の童話」。
いままで兄妹だと思っていたふたりが、大人になって再会したのは運命?
泣ける正統派ロマンスドラマ秋の童話の相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
秋の童話全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
※画像をクリックすると大きくなります。
引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
ソン・ヘギョ/チュ(ユン)・ウンソ役
ユン家の長女ウンソは、中学生になっても母親と一緒にお風呂に入るほどの、あまえんぼう。
裕福な家庭に生まれ、家族に目いっぱい愛されて育ってきました。
ユン家はとても円満で毎日笑いが絶えない素敵な家族です。
自転車通学のウンソとジュンソ。
ある日の帰り道、事故に遭ったウンソは、病院に搬送されます。
万が一の輸血に備えて協力できる親族の確認をされ、すぐざま両親が名乗り出ますが、医師に断られます。
両親がふたりともO型となれば娘は当然O型なのですが、医師からはウンソはB型だとされ、ふたりは戸惑います。
調べてみた結果、ウンソと同じ日、同じ産婦人科でもうひとり女の子が生まれていて、どうやら取り違えに遭ったのでは?ということになりました。
取り違えの原因は生まれたばかりのウンソを見に来たお兄ちゃんジュンソが、父が目を離した隙に赤ちゃんの名札をベッドから抜いてしまったことで起きたのでした。
名札を抜いたちびっこジュンソも悪いですが、目を離したお父さんこそ責任重大ですよ!!
学校でウンソは優等生で人気者。
それを良く思っていないのが、クラスメートのシネでした。
シネは裕福で素敵な兄が居て、恵まれたウンソがうらやましくて妬ましくていつも意地悪を仕掛けてきます。
調査の結果、そのシネこそがユン家の実の娘で、ユンソはシネが育ってきたチュ家の娘だということが分かります。
チュ家はユン家とはかけ離れた貧乏な家庭。
シネは喜んでユン家に入り、我が物顔でウンソと同等に振る舞いますが、家族にはいまいち受け入れられません。
それどころが、母は本当の娘のシネよりも、長年自分が育ててきたウンソのほうが気になってシネは後回し…。
そんな家族の態度に納得がいかないシネは、ウンソを泥棒に仕立て上げてクラスで孤立するよう仕向けたりしてさらにいじめをヒートアップさせます。
それでも学校では笑顔で耐える健気なウンソ。
そんな健気ところがシネの気持ちを逆なでしてしまう要因になるのでしょうが、ウンソは耐えます。
その後ユン家は父の仕事のために一家でアメリカへ渡ってウンソとユン家は遠く離れてしまいました。
ソン・スンホン/ユン・ジュンソ役
ウンソの兄でユン家の長男です。
いつも自分の後をついてくるウンソのことが可愛くてしかたがない、とっても優しいお兄ちゃん。
成績優秀なのはもちろん、イケメンな上に、絵が上手いジュンソは学校で女子にモテまくり。
断っても、断っても女の子たちが次々に告白しに来ます。
ウンソのライバルのシネも、もれなくジュンソに声をかけますが、一方的に馴れ馴れしくしてくるシネを、ジュンソはバッサリ振ります。
しかしその失恋の怒りの矛先はウンソに向けられてシネの妬みがさらに積もる破目に…。
失恋した上に学級委員の座をウンソに奪われたシネは、どんどん意地悪になっていきウンソを本格的にいじめ始めます。
ある日体育の時間の後、ウンソの下着が学校の木に吊り下げられていました。
大騒ぎになる校内。
ウンソが器用に木を登って取り返しましたが、少しでも足を滑らせれば大けがをするところ…ジュンソはその犯人がシネだと察知しました。
帰り道、シネを見かけたジュンソは、シネに声をかけようとします。
それを見ていたウンソが、ジュンソを追いかけたところトラックと衝突してしまいます。
意識がないウンソを心配するジュンソ。
取り違えの件にしろ、いじめの原因にしろ、交通事故にしろ…原因が全部ジュンソだったりするような…。
それだけ縁が深いということでしょうか?
この事故でウンソが実の妹じゃないことが判明してしまい、仲良し兄妹は離れ離れになることに…。
やっぱりウンソに訪れる不幸はジュンソが原因では?と思えてしまいますね。
さらにユン家がアメリカに引っ越してしまって、ウンソとは疎遠になってしまいます。
ずっとウンソを想っていたジュンソは、結婚を機に韓国に戻ってウンソを探し始め、ついに再会。
いまや兄と妹ではなくなったふたり…お互い離れていた間に想いが募っていましたが…。
血は繋がっていなくても元、兄妹とあって当時の韓国ではあってはいけない恋で、周りの人やユン家の両親にさえも大反対されました。
ウォンビン/ハン・テソク役
ジュンソがアメリカに居た時の親友です。
テソクは、ウンソが務めるホテルのオーナーの息子ですが、金持ちのご子息あるあるで、わがままな上にすぐに女性に声をかける軽いヤツ。
ホテル滞在中も、わがままぶりを発揮してなんでもすぐにコールセンターに電話をします。
そこで苦情を受けていたのがコールセンター勤務のウンソ。
今どきで言えば、めんどうなただのクレーマーのテソク。
ウンソは37歳で既婚、子供が居るとウソをついてあしらいました。
オバサンと思いながらも、ウンソのことが気になってしまうテソクは、ついにコールセンターまで出向いてウンソを見つけ出します。
全然オバサンじゃなく若いし、子供がいるのもウソか?と聞くテソンに
「居るっていっても、自分の子供とは言っていませんよ。」
と、おどけて返すウンソのことを好きになってしまったテソクは、職権乱用でウンソを自分の担当メイドにして徐々にウンソにアタックし始めます。
少しずつウンソもテソクの良さがわかってきていい感じ?と思ったところにジュンソが帰国。
そしてテソクはジュンソとウンソの再会に一役買ってしまったという…恋愛運がなさすぎてかわいそうになってきます。
その後、ジュンソとウンソは周りの反対に負けず愛し合います。
ジュンソに負けじと、テソクもウンソのことを愛し続けた結果、最期までふたりを支える一番の理解者になります。
ジュンソとの友情とウンソへの愛情に板挟みですが、序盤の軽さはどこへやら。
本当はとても優しいテソクです。
ハン・チェヨン/ユン(チュ)・シネ役
秋の童話で意地悪なシネの大人の役はユミ役の人がやれば似ててしっくりくるのに、実際は下のキツネ目なのよね。全然似てないのもわかるけど、似てる人を別の役で使わないで欲しい。韓国ドラマではたたある。 pic.twitter.com/n6iozsyQCs
— Creamy Kotoi🐞眠兎(梨友名:ブルーインパクト)💙 (@Creamy_Kotoi) December 12, 2017
ウンソの同級生で意地の悪いですが、シネこそが本当のユン家の娘です。
チュ家はユン家とはかけ離れた貧乏な家庭です。
父はギャンブルで借金を作ったあげく亡くなり、兄はチンピラで仕事もせず時々母が営む小さな食堂に現れては店の売り上げを持って行ってしまいます。
そんな環境で育ったシネは、自分は毎日どん底の貧乏生活なのに、裕福でキラキラしている自分とは真逆のウンソのことを常に目の敵にしていました。
ある日の放課後、ウンソの父親がシネを訪ねてきます。
ウンソの父は、本当の娘のシネと話がしたかったようです。
親子のように(本当は親子で正解なんですが…。)町をぶらぶらして大きなぬいぐるみを買ってもらって、シネは大喜びで帰宅しましたが、店を手伝わずに遊んでいたことが気にいらない母親と帰るなり喧嘩になってしまいます。
一緒に居たのがユン家の父親だと知り母はさらに激怒して、つい本当の家に帰れ!と。
シネに出生の秘密を明かしてしまいます。
今までみじめだった生活は一転、あこがれの裕福な家の娘になったシネは早速ユン家で暮らします。
シネはここに居て当然という態度で(たしかに当然なんですが…)家族と接しますが、兄や母は自分を歓迎しているようではありません。
ウンソのことばかりを気にする家族、そしてその雰囲気から嫉妬心が増幅されて、憎しみはウンソへと向かいます。
ついにウンソを追い出してユン家の娘に収まったシネでしたが、ウンソの穴を埋めることができず、ぎくしゃくしたまま一家は渡米します。
そして家族の帰国と同時にシネも韓国に戻りますが、大人になっても家族とは少し溝があるようで…そもそもの性格が悪いから家族から好かれないんじゃ?とも思いますが…。
何年経っても、大人になっても、最後までウンソのライバルで、ウンソに嫉妬を抱いて生きるシネです。
ハン・ナナ/シン・ユミ役
ジュンソの婚約者で画家です。
もうすぐジュンソと結婚するという時に、ジュンソとウンソが再会してしまいます。
子供の頃妹として、家族として、一緒に暮らしていたということを聞き、ユミもウンソを妹として認識していましたが、ふたりの様子がどんどん親密になって、ついにジュンソに別れを告げられます。
ジュンソとウンソが兄妹を越えてお互いを愛していると思い始めるころから、二人で一緒に居ることをごまかしたり、嘘をついていることがわかったりして徐々に二人の関係に気が付いていくユミはとってもかわいそう。
またこの二人の嘘があからさま過ぎて…ユミ辛すぎです。
ジュンソと別れることになって一度は理解を示して二人を応援することにしますが、その状況にショックを受けて精神が弱ったユミは自殺を図ります。
その自殺の傷のせいで、絵筆が握れなくなるユミ…。
ジュンソは責任を感じてユミと別れるのをやめて渡米することになります。
そもそもジュンソが、婚約するから…婚約してからウンソを探すから…。
ウンソを見つけて身の振りを決めてから婚約するかしないか決めていたらこんなにもユミが苦しむこともなかっただろうに…。
当てつけに自殺なんかしてイヤな女!と思いがちですが、本当はユミが一番の被害者だったのではないでしょうか。
秋の童話全キャストと相関図まとめ
日本に韓国ドラマブームを巻き起こしたユン・ソクホ監督の四季シリーズのひとつのこのドラマ。
韓国ドラマの歴史に残る名作ですね。
出演している俳優さんも女優さんも、みんなこの頃は若かったんだなぁと感じましたが、なんといってもレア級なのがウンソの少女時代をあのムン・グニョンが演じているという事。
「太陽の末裔」が大ヒットしたソン・ヘギョも若っ!と思いましたが、あの「シンデレラのお姉さん」「風の絵師」のムン・グニョンがおこちゃまなんです。
このドラマでは、後の大物になる素質が子役ながらすでに満載なムン・グニョンが悲運なウンソを切なく演じて涙を誘います。
彼女のあの悲しさを誘う涙の演技はすでに子役の頃から出来上がっていたのですね。
現在の日本における韓国ドラマブームはこの四季シリーズのヒットから始まったと言っていいと思います。
日本の韓国ドラマブームの原点のひとつ「秋の童話」。
交通事故に出生の秘密に三角…四角関係に許されない恋、そして幸せになりかけた頃にウンソの体に異変が起きて不治の病…と、コテコテの王道のストーリーが満載です!
韓国ドラマ好きな人にはぜひチェックしておいて欲しい作品です。