真紅のカーネーションは、代理母出産をきっかけに繰り広げられる、愛憎劇です。
主人公のユン・ジヨンは、義理の父親が作った借金のためにお金を工面しなくてはならなくなります。
一方、義理両親から妊娠を期待されているチェ・ギョンシンは、自身が妊娠出来ない体であることが判明し愕然とし、どうしても子供が欲しいギョンシンは代理母出産という選択し、代理母を探すのでした。
そして、ギョンシンはジヨンと出会い、ジヨンはギョンシン夫婦の代理母出産を受ける事になり、様々なドラマが展開され、さらにはジヨンとギョンシンにはある因縁があることが判明するのでした。
そんな代理母出産をすることになり、さらなる多くの困難が待ち受けることになるユン・ジヨンを“オー・マイ・クムビ”のイ・イネが演じます。
また、ジヨンに代理母を依頼するチェ・ギョンシンには”私はチャン・ボリ”や“美しい人生”のウ・ヒジンが演じています。
また、後にジヨンと出会いジヨンと恋愛関係となっていくシン・サンヒョクには歌手でもあり俳優でもあるアレックスが、そしてギョンシンの夫シン・ヒョンジュンには“名前のない女”のパク・ジュンヒョクが演じています。
代理母というセンシティブなテーマではありますが、登場人物それぞれの心境が詳細に描かれており非常に見ごたえ十分なドラマです。
そんな代理母と依頼人の二人の母性が交錯するドラマ、真紅のカーネーションの相関図からキャストと登場人物を画像付きで解説させていただきます♪
目次
真紅のカーネーション全キャスト画像付きで相関図から登場人物を総まとめ
出演キャストと相関図をご紹介していきます♪
相関図がこちら♪
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引用元:公式サイト
それでは登場人物と役柄をみていきましょう♪
イ・イネ/ユン・ジヨン役

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代理母/デザイナー。
カフェの看板やメニューブックのデザインを請負いながら、美術教室で先生をするなどして生計を立てていました。
夫と共に事故に巻き込まれ、夫とお腹の赤ちゃんを亡くしている悲しい過去を持っていましたが、前向きに頑張って暮らしていました。
そんなある時義父が逮捕され、さらには多額の借金を抱えてしまいます。
そしてその借金を返済すべく、あろうことか義兄のソンナムから半ば強引に代理母出産をするように言われます。

悲しい過去と死産を経験している身にしてみたら、なんとも酷な話です。
しかし、自身達が置かれている状況があまりにも良くなかったため、代理母出産を引き受ける決心をするのでした。
しかし、相手が厄介な相手でした。
無事出産が終わるまでは、外出せずに用意した部屋で過ごすようにギョンシンから言われます。

着実にお腹が大きくなり、万事うまく進むかと思いきや、ここで生まれてくる子に障害があるかもしれないと言う診断がされます。
はい、来ました。
実のところ男の子を熱望されていたので、女の子だったらありえるかなと思っていましたが、障害の可能性と来ました。
中絶をするように言われますが、お腹の子を産んで自分が育てる決意をし、病院を抜け出します。
無事出産し障害がないことが発覚すると、ギョンシン達が自分たちの子供だと主張し始め、子供を奪われそうになったところをサンヒョクに助けられるのでした。

結局、子供はギョンシンとヒョンジンが育てることとなります。
そして、叔母の紹介で依頼された化粧品のパッケージデザインを作る事になり、サンヒョクと再会し、2人は惹かれ合います。
しかし、シン家では因縁深いジヨンとの交際を受けいられれず、自ら身を引く決意をします。
ある時、仕事を詰めすぎて過労で倒れてしまいますが、そこへサンヒョクが訪れサンヒョクの気持ちを痛いくらいに感じるのでした。

ドラマの前半は、ジヨンの悲しい展開が怒涛のように続きます。
しかし、大切に思ってくれるサンヒョクの存在がジヨンをまた強い女性にしていく印象を持ちました。
果たして、ジヨンはサンヒョクと幸せな家庭を築く事ができるのでしょうか。
ウ・ヒジン/チェ・ギョンシン役

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代理母依頼人。
このドラマのキーパーソンとなる人物です。
姑に後継を期待され、妊娠しない事に焦りを抱いていたギョンシンは、自身が妊娠できない体となっていた事実を知ります。
養子を迎えるのではなく、なんとか自分たちの子供が欲しいギョンシンは代理母を探す事になります。
そして、ジヨンに代理母を依頼した事がきっかけで様々な問題へと発展していきます。
代理母出産だけでなく、裏金疑惑、過去に起きたジヨンの事故、さらには娘を捨てていた過去などが次々と発覚し、ヒョンジンと離婚さらには服役する事になるのでした。
ドラマの後半では服役後我が子への葛藤が描かれ、ドラマ前半では考えられないギョンシンの改心ぶりが見所です。
アレックス/シン・サンヒョク役

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化粧品会社TSコスメ社長。
エイワン社の後継でありながら、芸能界に憧れその道に進んだため父親と絶縁しています。
また女優のミンギョンと結婚し、夫婦二人三脚で頑張ってきましたが、ミンギョンの裏切り行為の発覚や、自身が代表を務める芸能事務所の破綻によりミンギョンとは離婚します。
化粧品会社を立ち上げ再起を図るサンヒョクは、仕事を通じてジヨンと親しくなって行きます。
ヒョンジンとギョンシンの代理母でもあったジヨンとの因縁もあって、家族に猛反対されますが、ジヨンに惚れ込み、ジヨンなしの生活が考えられなくなります。
公私共に、ジヨンとはベストパートナーの関係を築きます。
パク・ジュニョク/シン・ヒョンジン役

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エイワン社社長。
ギョンシンの夫で、ギョンシンを愛していますが、子供ができないと言う事実を受けショックを受けます。
子供が出来ないことを理由に離婚させられるなら、代理母をした方が良いと考え代理母出産を決断します。
のちに代理母をしたジヨンが弟のサンヒョクと恋愛関係になると、ジヨンとサンヒョクの仲を怖そうと画策します。
しかしギョンシンの過去の行いが発覚したことで、ギョンシンと離婚したことで、サンヒョクとジヨンに支えられる事になります。
また離婚後、何も知らず母親を恋しがる息子に胸を痛めるのでした。
ユン・ソヒョン/カン・ソンナム役

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ジヨンの義兄。
自身の父親とジヨンの母親が再婚したことで、ジヨンとは血の繋がらない兄妹となります。
また父親の借金によって借金取りに追われる身となりますが、自身が働くわけでもなく、ジヨンにばかり苦労させます。
また、ジヨンが夫と子供を失うきっかけとなった事故の相手を探すことで、借金のお金を工面しようとしていたところに、ギョンシンが代理母を探していることを知り、勝手に代理母の契約をしてしまします。
事故によって子供を死産してしまった女性に、代理母をさせるなんて、血も涙もないとはこういう人のことを言うんでしょうね。
パク・クニョン/シン・テジョン役

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エイワン社会長。
次男であるサンヒョクがアイドルになりたいと言い出し、それからというものサンヒョクとは絶縁しています。
そのため、長男のヒョンジンを頼りにしており、後継もまた期待しています。
ヒョンジン夫妻が代理母をすると言い出すと、最初は反対をしますが後継のために受け入れます。
時が経つに連れサンヒョクと和解するも、再び絶縁状態になったりと問題が絶えません。
物語が終わるまでに、サンヒョクと和解する事ができたのでしょうか。
ユン・ミラ/イム・ウンジャ役

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テジョンの妻。
ヒョンジンとサンヒョクの母親で、シン家を支えています。
長男であるヒョンジン夫妻に後継が生まれることを熱望しますが、中々妊娠しない事に苛立ちを隠せません。
そのため、ギョンシンが妊娠をするためならとギョンシンを連れ回します。
また、サンヒョクの妻であるミンギョンにも密かに後継の期待を抱くのでした。
ムン・ボリョン/オ・ヘリム役

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産婦人科医。
ギョンシンの友人で産婦人科医であるヘリムは、妊娠する事が難しくなってしまったギョンシンの代理母出産に力を貸します。
しかし、ジヨンのお腹の中にいるヒョンジンとギョンシンの子供に障害がある可能性があると診断し、トラブルへと発展します。
また、病院に冷凍保存されていたサンヒョクの精子を勝手に使用し、妊娠した事でサンヒョクとジヨンの関係を乱します。
最終的には、サンヒョクの冷凍された精子だけでなく、他の男性の物も含まれており、出産後サンヒョクの子供ではない事が発覚しますが、シングルマザーとして子供を育てる事になります。
ソン・ユアン/ヨ・ミンギョン役

引用元:公式サイト
女優。
サンヒョクの元妻で、サンヒョクが経営していた芸能事務所で女優をしていました。
常に自分が輝いて、注目されて痛いタイプの女性です。
そのためサンヒョクとの間に身籠るも、出産に前向きになれず、中絶を選択します。
また浮気も絶えず、サンヒョクの事務所が破綻した事でサンヒョクと離婚する事になるのでした。
チョン・ギョンスン/ユン・ギスク役

引用元:公式サイト
化粧品店運営。
ジヨンの叔母で、ジヨンを気にかけています。
化粧品店を営んでおりサンヒョクが店を訪れると、ジヨンがデザイナーをしていると言ってサンヒョクにサンプルを渡すのでした。
ジヨンとサンヒョクが深く関わる事になったきっかけを作った人物でもあります。
ジヨンの母親が再婚したことで疎遠になっていましたが、何かとジヨンを気にかけ、再開後は自分の娘のように接します。
真紅のカーネーション全キャストと相関図まとめ

真紅のカーネーションは、韓国でもお馴染みとなっている愛憎劇ではありますが、登場人物がそんなに多くないので人間関係がわかりやすく、また展開も早いので見ていて引き込まれていくドラマです。
またメインは代理母を受ける事になったジヨンですが、ドラマの前半でジヨンの過去や代理母を受けての苦悩、そしてジヨンの恋愛が描かれており、後半は代理母を依頼したギョンシンが中心としたストーリー展開となっています。
代理母というセンシティブな内容でありながら、完全に子供を物としか思っていないような展開は、非常に腹立たしく感じました。
しかし、実際起こり得る展開でもあり、考えさせられる作品です。
いろいろな苦悩に直面し一生懸命頑張るジヨンが、中盤以降は幸せで穏やかな展開が多く、愛憎系の韓国ドラマでヒロインが早めに落ち着く展開は珍しかったように思います。
とはいえ、途中からはギョンシンの今までの償いが描かれていますので、最後まで切ない展開となっています。
また愛憎劇ではありますが、韓国でよくある財閥系ドロッドロの愛憎劇に比べたら刺激は少なめかもしれません。
そんな見応え十分なドラマ、真紅のカーネーションをぜひご覧ください。