首も座り寝返りもうちはじめぷくぷくふくよかになりだした5か月ごろから離乳食を始めていくと不安になるのが『離乳食の卵の進め方』ですよね!
離乳食は毎日少しづつ食べさせていきますが、毎日卵の入った離乳食を与えて大丈夫なのでしょうか?
間をあけるとしたら、何日おきに与えるのがベストなのでしょうか?
早期から与えるとアレルギー発症頻度が下がるという研究結果もあるそうなのでそちらも調べてみました!
卵は7大アレルゲン(特定原材料7品目)のうちの一つなので心配になりますよね💦
離乳食で卵を毎日あげても大丈夫なのか、何日おきにあげるのが良いのかベビーフードインストラクターと幼児食マイスターの資格を取得した知識も交えて卵の進め方を調べてみました♪
目次
離乳食卵の進め方毎日あげて大丈夫?
卵は調理方法も多く、身近な食材でもあるので離乳食を始めたら上手に利用したい食材ですよね♪
卵は完全栄養食品と言われるくらい栄養豊富✨ですが7大アレルゲン(特定原材料7品目)のうちの一つでもあるんですよね💦
だから心配になってしまいます…。
ですが大人でも毎日三食卵を摂取している人っていないですよね!!
食べ物を食べ始めた赤ちゃんなら尚更、未発達の小さな体の大きな負担になりかねません!!
毎日あげることでアレルギーを誘発する可能性もあります!
いくら黄身、卵白、全卵と進めてきたとしてもあまりに連続した摂取はカラダが異物とみなす可能性が高いのです。
実際に0~1歳児の卵アレルギー発症頻度は62%もあると言われており早期に毎日食べさせることはアレルギー発症頻度を高める危険がありそうです。
引用:卵を開始してみましょう
卵をスタートする6ヶ月頃からタマゴボーロなどの卵を使った食品をおやつに与える人もいるかもしれませんが、アレルギー対策にはタマゴボーロの選び方もとても重要なので注意して購入してください♪
その子の成長に合った離乳食で、食べ物を噛む、味わう、飲み込む、食事の楽しさを教えてあげたいですね✨
黄身を食べられる時期と量
一般的に卵白より卵黄の方がアレルギーは出にくいとされています。
なので進め方は卵黄→卵白→全卵と少しづつ進めましょう♪
与える時期としては卵白より早い初期(ゴックン期)の5、6か月頃が目安です。
初めからすぐ卵を与えるのではなく、同じたんぱく質の食材である豆腐や白身魚の離乳食で馴らした後6か月後期あたりから挑戦してみるのをおすすめします。
野菜や白米と違ってアレルギーが出やすい食材をあげるのですから最初はゴマ1粒程度で十分です。
しばらくはゴマ1粒分を与えてアレルギー反応が見られないようだったらゴマ2粒分に増やします。
また2、3日は2粒分で様子を見て、、、と徐々に増やしてあげることで乳児のからだへ負担を減らすことが出来ますよ♪
白身を食べられる時期と量
黄身を食べて問題が無ければいよいよ卵白に進みましょう♪
とはいえ、卵は卵白にほとんどのアレルゲンがあり卵黄より注意が必要です。
卵白には加熱しても消失しないアルブミン等のアレルゲンが含まれているためです。
与える時期としては卵黄をしっかり食べれるようになってからが好ましく、順調にいけば中期(モグモグ期)の7、8か月頃が目安です。
卵黄を食べさせるついでに卵白に触れたスプーンを口に当てるくらいで初めは十分です。
そこからは卵黄と同様徐々に増やして行きますが与える量は卵黄より少なく1ペロリ、2ペロリ、ゴマ1/4、ゴマ3/1、、、と少なめがいいと思います。
2才まで全卵の3/2個までにとどめておきましょう。
卵を食べさせる前に気を付けること
特定原材料7品目全てにおいて言えるのはアレルギーが出てもすぐ病院へ行けるように平日の午前中を選んであげるようにすると対処がしやすいです。
さらにアレルゲンはたんぱく質でできているので加工過程で構造が変わり同じ食材でも反応が見られなかったり薄かったりします。
特に卵は温度が高いほど高温時間が長いほどアレルギーは起きにくくなるので最初に与える際はしっかり加熱してあげることが大事です。
加熱し終わったらなるべく早く卵黄と卵白を分けてあげることで卵白のアレルゲンが卵黄に移行してしまうのを予防することができます。
風邪薬など身近なものにも卵由来の薬があるので充分に気を付けてあげたいですね!!!!
早期から卵を食べさせるとアレルギー発症頻度が下がる?
2016年に卵アレルギー予防研究をしている国立成育医療研究センターのチームが発表しました。
アトピー性皮膚炎と診断された乳児が生後6カ月から卵を食べ始めると、1歳時点で卵アレルギーになるのを約8割減らせる
引用:朝日新聞Digital
それによると、アトピー性皮膚炎と診断された赤ちゃん(6~11か月)121人に対して行われた研究で一方のチームには【ゆで卵】+【かぼちゃ粉末】を。
もう一方のチームには【かぼちゃ粉末のみ】を与え一歳になった時の卵アレルギー発症頻度を比較したそうです。
その結果ゆで卵をプラスしていたチームの発症率が下がったということのようです。
引用:朝日新聞Digital
全ての赤ちゃんが対象ということではないので注意です!
まだあくまでも、新しい予防法になる可能性があるという段階のようですから、はっきりした予防法が確率されるまではアトピー性皮膚炎と診断されていたとしても注意しましょうね!
離乳食で卵を食べさせるのは毎日がいい?何日かおくのがいい?まとめ
一度与えて反応が見られなかったからといって1日に何回も毎日あげているとアレルギー誘発の原因になりかねません。
一度あげたら2〜3日はあいだをあけて与えるようにすることをお勧めします。
特に全卵を使ったかき卵汁や卵スープは要注意!マヨネーズやプリンも気を付けたいところです。
離乳食以外でもおやつの中や身近な調味料などにも卵は使用されているので与える際には十分注意してあげましょう。
タマゴボーロも手軽で簡単にあげられますが、選び方は慎重に行ってくださいね!
卵の性質、子どもの身体の成長段階を知ることでアレルギーになりやすい食品ともうまく付き合っていくことができます。
誰でも最初はわからないことだらけで不安もたくさん持っているもので私もその一人でした。だからこそ勉強をしようと思ったしその先にあった資格も取得することができました。
少しでも私の知識が皆様に勇気とこれからの参考になればいいなと思っています。
最後に離乳食の段階で卵を進めていくには親の毎日の注意深い観察が必要になってきます。
いつもと様子が違う、異変が少しでも出てきたらすぐにかかりつけのお医者さんや#8000に相談しましょう!
読んでいただきありがとうございました!